現在のがん免疫治療法に反応するがんは、わずか20%程度であると言われています。さまざまな方法で免疫システムを活性化・強化することで、より多くの患者さんのがんを発見・無害化・破壊する機能を高め、20%を100%に変えるべく取り組んでいきます。
アプローチ
アステラスは、これまで前立腺がんの領域において、患者さんのニーズに寄り添いながら治療に貢献してきました。高い専門性を持つ優秀な人材が集い、革新的ながん治療のパイプラインを構築しています。私たちが持つケイパビリティをさらに発展させるために、最先端の技術を持つバイオベンチャーや、アカデミアの皆さまとの提携を、積極的に推進しています。
私たちは、多機能プラットフォームを活用した次世代のがん免疫治療法の創出に取り組んでいます。多機能プラットフォームを活用することで、患者さん個々の腫瘍の状態や、がんの免疫サイクルの段階に合わせて、さまざまな治療法を提供するというアプローチが可能になり、がん治療におけるパラダイムシフトを起こすことができると考えています。
パイプライン
私たちのポートフォリオは、腫瘍溶解性ウイルス(OV)や二重特異性免疫細胞誘導、低分子、細胞医療など、多岐に渡っています。
パートナリング
優れたアイデアを、治療法という価値にして患者さんに届けるためには、革新的な技術とケイパビリティを掛け合わせること、そして高いスキルを持つ人材が不可欠です。
既にあるケイパビリティを発展させ、研究開発を加速させるために、共通のゴールに向かってともに歩むパートナーを探索しています。
外部パートナーに期待するアセット、ケイパビリティ
- 新たながんの標的
- 細胞医療
- 二重特異性免疫細胞誘導
- 腫瘍微小環境へのアプローチ
- アステラスパイプラインを利用した併用療法
【人材】
私たちは最先端のサイエンスを追求できる人材を募集しています。柔軟で迅速な意思決定が、イノベーションを起こすために重要であると考えており、そのような環境でチームの一員として働くことに興味を持たれましたら、是非お問い合わせください。
Primary Focusリードからのメッセージ
Primary Focusリード(がん免疫)
部門長 博士
シマンサ メラメド
私は、がんの治癒は可能であると信じており、患者さんのために革新的な治療法の創出に取り組んでいます。この目標を達成するためには、やり遂げるという決意と、パートナーの皆さまとの協働、そして研究と開発の連携が重要です。
がん免疫分野のサイエンスはめまぐるしく進化しており、1つの組織で完結するということはあり得ません。皆さまとの提携によって、ケイパビリティを発展させ、学びを共有し、適切なリスクを取りながら柔軟に協働することで、がんの治癒という目標を達成したいと考えています。
関連する研究ユニット