変化する医療の最先端に立ち、
科学の進歩を
患者さんの価値に変える。
アステラスは、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という経営理念の下、イノベーションを継続的に創出し、患者さんのニーズに応える革新的な医療ソリューションを届けていくという一貫した姿勢で歩んできました。科学の進歩を患者さんの価値に変えて届けていくことが私たちの目指すビジョンであり、これからもその実現に向けて取り組んでいきます。
科学の進歩はますますそのスピードを速めています。細胞医療、遺伝子治療の技術の進歩により、過去には不可能と思われていた疾患の治療が可能になりつつあります。これらをいち早く患者さんにお届けするために、従来のような初期の研究から開発・製造へとバトンを渡していくプロセスではなく、より早い段階からすべての機能が集まり、必要な取組みを一気に進める体制を整えています。また、医療用医薬品事業で培った強みをベースに、最先端の医療技術と異分野の先端技術を融合させることで、これまで治療薬が存在しなかった患者さんに代替となるソリューションを届けることや、Patient Journey(診断、予防、治療および予後管理を含む医療シーン全般)全体において患者さんに貢献することにも挑戦しています。
私たちがイノベーションを継続的に創出していくためには、上述のような環境変化への感度を高めること、私たちが現在世界に誇れるレベルで有している能力にさらに磨きをかけること、多様な価値観を受け入れること、社内外に存在するイノベーションの「芽」を組み合わせることが必要です。この努力を実直に継続することで、未だ数多く存在するアンメットメディカルニーズに応える革新的なヘルスケアソリューションを創出し、世界中の患者さんやそのご家族に笑顔と希望を届けることができると信じています。
私たちが事業活動を通じて社会に価値を提供していくうえで、その土台となるのは健全な企業風土・文化です。アステラスには、「患者志向」、「主体性」、「結果」、「多様性」、「誠実」という5つのMessage に集約されるアステラスグループ共通の価値観 ― Astellas Way があります。世界中のアステラスの社員がこの Astellas Way を共有し、自らの能力を最大限に発揮することで、新たな価値を創造し続ける組織・風土を築いていきます。
アステラスはこれからも、変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変えていくことで、ステークホルダーや社会からの期待に応え続けます。
代表取締役社長 CEO
安川健司