事業開発部
事業開発部のミッションは、社外との提携を通じて「科学の進歩を患者さんの価値に変える」というアステラスのVISIONに貢献することです。アステラスの創薬基盤であるFocus Areaアプローチに基づく事業ポートフォリオの構築およびイノベーション創出に向けて、パートナー候補企業やプログラムの評価・選定・契約交渉といったトランザクション業務から、契約締結後のアライアンス・マネジメント/コラボレーション業務に至る全てのプロセスにチーム一丸となって取り組んでいます。
私たちは、パートナー候補企業やプログラムの選定において、特に次の点に注力しています。
(1)リサーチからPOC(Proof Of Concept)取得前のプログラム:患者さんに新たな治療手段を届けるために必要な、アステラスのケイパビリティを強化する最先端のバイオロジー、モダリティ/テクノロジー
(2)POC取得後のプログラム:
【革新性】
- 候補となるプログラムは、アンメットメディカルニーズを満たし、既存の治療方法に変革をもたらす潜在力を持つことが期待される
- また、疾患の根本的原因に対処しうる独自の方法を有することが期待される
【事業機会】
- 革新性に牽引される、実質的な事業機会が期待される
- トランザクションを通じてアステラスの開発パイプラインの価値向上に大きく寄与し、コーポレートレベルでの事業機会の拡大が期待される
私たちは、日本・米国・欧州に拠点を構えることでパートナー企業との発展的かつ円滑なコラボレーションを実現しています。これまでに共同研究やライセンス契約の締結、M&A、共同販促など様々な形態の提携実績があります。アステラスの事業開発部は、アンメットメディカルニーズの高い疾患に革新的な治療手段を届けるためにも、皆さまの最良のパートナーとなることを約束します。
Astellas Innovation Management(AIM)
最近のトピックス:Astellas Innovation Management (AIM)は2021年4月5日に英国ケンブリッジの中心地に新しくオフィスを開設しました。ケンブリッジチームは英国,ヨーロッパ,中東におけるイノベーションの取り込みを担当するとともに,これらの領域においてAIMのプレゼンスを高めることが期待されています。
AIMは研究開発の初期ステージにおいて、アンメットメディカルニーズのある疾患に対する治療手段につながるバイオベンチャーやアカデミアの最先端科学および技術を特定し、それを取り込むことに注力しています。AIMは米国のマサチューセッツ州ケンブリッジとカリフォルニア州ブリズベーン、英国のケンブリッジ、日本のつくば市に拠点を置き、2013年の設立以来、さまざまな研究機関との幅広いネットワークを構築して、柔軟なアライアンス契約を可能にしてきました。
AIMは前臨床段階の創薬プログラムに焦点を当て、透明性を重視し、迅速、そして柔軟な形の提携を構築しています。私たちは、パートナーの既存の研究を尊重し、アステラスの施設と人材を活用して、双方に利益をもたらすコラボレーションを実現するという目標を追求しています。
AIMが力を入れている領域はAreas of Interest(研究開発領域)をご参照ください。
私たちはパートナーとともに革新的なサイエンスを患者さんの価値に変えたいと考えています。
Astellas Venture Management (AVM)
Astellas Venture Management(AVM)は、アステラスの戦略目標の達成に向け、研究開発初期の非上場バイオベンチャーへの戦略的な投資を行うコーポレートベンチャーキャピタルです。拠点はカリフォルニア州メンロパークにあり、1999年の設立以来、数々の戦略的な投資を通じて、将来のより強固なコラボレーションへとつながる広範な関係性を構築してきました。
製薬業界における長年の経験に基づいた創薬に対する「目利き力」が私たちAVMの強みであり、バイオベンチャーに私たちの専門知識に基づく情報を提供することでそのバイオベンチャーの成長をサポートします。さらに、AVMはバイオベンチャーとアステラスの間の将来のコラボレーションに向けたコミュニケーションをサポートします。
投資にあたって、財務的なリターンよりも戦略的なリターンを重視します。すなわち、アステラスの現R&Dフォーカスエリアやパイプライン強化、新たなR&Dフォーカスエリア、創薬研究における新たなアプローチ、となり得る萌芽科学研究を推進するバイオベンチャーに投資を行います。がんや自己免疫/アレルギー、筋疾患、感覚障害などが対象疾患となるほか、細胞医療、遺伝子治療、ワクチンといったモダリティ/テクノロジーに投資していく方針です。
私たちは、アステラスのR&Dパイプラインの強化を目指した投資活動を通じて、将来のアステラスR&Dのコラボレーションパートナーを探していきます。