医療が十分に行き届いていない地域での、コミュニティに根差したがん予防と早期診断に向けて(メキシコ)

プログラム名
コミュニティに根差したがん予防と早期診断
 

支援先

支援先

AMPATH Mexico
(The University of Texas 財団を通じて)


支援国
メキシコ


メキシコでは、がんが死因の第2位となっており、主に農村部地域の住民たちは、がんの予防や検査のための継続的な医療を受けることが困難です。乳がん、子宮頸がん、前立腺がんは、メキシコで罹患率が高いがんであり、2021年から2024年のがん活動計画では、これらのがんが優先的な検査の対象として指定されています。

アステラスは、AMPATH(Academic Model Providing Access to Healthcare)メキシコによるコミュニティに根差したがん予防および早期診断プログラムを支援しています。AMPATHは、学術医療機関の国際的なネットワークとしての役割を担っており、医療が十分に行き届いていない国において、公共の医療機関と連携し、全ての人々に医療を提供することを目指しています。AMPATHメキシコは、ケニアで実施した戦略を活用し、テキサス大学デル医学部、プエブラ州ベネメリタ自治大学、プエブラ州保健医療機関と、コミュニティに密着した非政府組織(NGO)との協働によって、運営されています。

AMPATHメキシコが実施するプログラムは、医学の力を活用しながら、貧困や非識字といった健康に影響を及ぼす社会的要因に対処するため、地域社会を巻き込む統合的なアプローチを通じて、プライマリーヘルスケアの変革を目指しています。地域住民によると、プライマリケアへのアクセス制限、医療従事者との継続的な信頼関係の欠如、医療を受けるための経済的及び交通手段の障壁が、健康悪化の主要な要因とされています。アステラスは、AMPATHメキシコと連携し、3つのがん(乳がん、子宮頸がん、前立腺がん)を対象とした健康に対する知識・理解を深めるプログラム、早期診断のための検査の推進を支援します。

これらの取り組みは、メキシコのプエブラにおける3,000人の患者さんへの貢献を予定しています。
 

国際がん研究機関(World Health Organization International Agency for Research on Cancer:IARC). GLOBOCAN 2020: ファクトシート: メキシコ2020 [引用 2022年10月28日] https://gco.iarc.fr/

Programa de accion especifico de prevencion y control de cancer 2021-2024. Secretaria de Salud de Mexico