アステラスは、患者さんのための「価値」を創造・提供することで社会に貢献し、持続的に成長することを目指しています。患者志向と誠実さを企業活動の基盤とすることは、極めて重要なことだと考えています。患者さんのための「価値」を創造することに熱意を持って取り組んでおり、患者さんの安全、製品の品質、そして誠実さに関して妥協することはありません。
アステラスは、効果的なコンプライアンスプログラムの土台となる健全な企業風土の醸成を通じて、患者さんをはじめとするステークホルダーからの信頼を日々向上させていきます。
誠実に行動するということは、常に倫理的に適切な判断を行い、法令を文面だけでなくその本質も含めて遵守するということです。このことはアステラスの発展のための根幹であり、責任として私たち自身に強く課しているものです。
こうした考えのもと、アステラスは、経営理念を企業行動レベルで表した「アステラス企業行動憲章」を制定し、グローバルに共有しています。また、「アステラスグループ行動規準」では、働く場所、社内の地位や立場(役員、従業員、非正規社員その他)、常勤・非常勤にかかわらず、アステラスで働くすべての人々に対し、倫理的かつ法令等を遵守して職務にあたることを求めています。さらに、アステラスのために業務を行うビジネスパートナーに対しても、関連する「アステラスグループ行動規準」の規定に準拠することを求めています。
企業活動のあり方は、成し遂げた成果と同じくらい重要なものと捉えています。「アステラスグループ行動規準」に反する潜在的なリスクや状況を発見しそれに対処すること、潜在的な懸念についてSpeak-Upする(声を上げる)こと、そして社員のSpeak-Upをサポートすることも、企業活動を進める上で大事なことです。
地位や立場に関係なく、アステラスで働く一人ひとりがその行動・発言を通じて周囲に影響を与えることができます。それぞれが各職場においてコンプライアンスおよび誠実な行動に対するオーナーシップを発揮し、倫理的な行動に対するコミットメントを実践することで、アステラス全体においてコンプライアンスに根差した企業文化を育んでいきたいと思います。
杉田 勝好
Chief People Officer and Chief Ethics & Compliance Officer