Japan

グループ経営体制

アステラスグループは、以下のような経営体制を構築しています。

トップマネジメント(2024年4月時点)

迅速かつ的確な意思決定を可能とする最適な経営体制を構築するため、研究、開発、製薬技術及びスタッフ部門を含むほぼ全ての部門をアステラスグループ全体にまたがるグローバル組織体制とするとともに、その活動を掌握するトップマネジメントを選任しています。トップマネジメントは、代表取締役社長CEO及び各ビジネス領域を担当するメンバーで構成されています。
 

岡村 直樹
代表取締役社長
Chief Executive Officer(CEO)
岡村 直樹

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岡村 直樹は、当社の代表取締役社長CEOとして経営計画 2021の達成、さらにはその先の長期的な成長に向けた戦略を掲げ、全社の取り組みを推進しています。

1986年、山之内製薬(現・アステラス製薬)に入社。2010年に買収した米国子会社のCEOに就任。2012年にAstellas Pharma Europe Ltd.に出向し、欧州・中東・アフリカ事業の経営戦略担当Senior Vice Presidentを務めました。アステラス製薬帰任後は、事業開発部長、経営企画部長、執行役員 経営戦略担当などの要職を歴任し、2019年6月に代表取締役副社長 経営戦略担当、2023年4月に代表取締役社長CEOに就任。

営業部門のバックオフィスを皮切りに様々な部門で経験を積み、主に経営企画や事業開発の仕事に携わりました。すべてのステークホルダーとの対話機会を大切にし、多様で新しい考え方への理解を常に深めています。患者さんに「価値」を届けるため、アステラスの持続的な成長を多角的に考えて優先順位を見極め、経営資源を適切に投入していきます。

東京大学薬学部卒
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担当組織

アドボカシー、広報、API 渉外、監査、品質保証
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杉田 勝好
代表取締役副社長
人事・コンプライアンス担当
Chief People Officer and Chief Ethics & Compliance Officer(CPO & CECO)
杉田 勝好

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杉田勝好は、代表取締役副社長 人事・コンプライアンス担当として、社員とともに学び、成長を続け、優秀で多様性豊かなチームの革新的なポテンシャルを引き出すことで、アステラスを最高の職場にすることを目指しています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン、アストラゼネカ、マイクロソフトなど製薬業界ならびにIT業界において30年にわたる人事経験を積み重ねた後、2021年5月、アステラス製薬に人事部門長として入社。専務担当役員 人事・コンプライアンス担当を経て、2023年6月に代表取締役副社長 人事・コンプライアンス担当に就任。

人事のシニアリーダーとして企業文化の形成や明瞭化に取り組み、アステラスにOne Teamとしての活力を生み出しています。グローバル組織におけるリーダーシップとコミュニケーションに精通し、日本と米国において、タレントマネジメント、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン、データに基づく人事施策の実行、そしてHRのベストプラクティス共有に関するプロジェクトをリードしています。

京都大学文学部卒、 MBA, City University of London’s Business School
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担当組織

CPO&CECOオフィス、エシックス&コンプライアンス、人事 Close

 

志鷹 義嗣
研究担当
Chief Scientific Officer(CScO)
志鷹 義嗣

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志鷹 義嗣は、研究担当としてグローバルな科学者・研究者のチームを率い、最先端の技術や新しいモダリティに取り組んでいます。治療選択肢の限られる患者さんに新たな「価値」を届けられるよう、世界をリードする科学者と協力してイノベーションを医療ソリューションへと変えることを目指し、がん免疫、標的タンパク質分解誘導、細胞医療および遺伝子治療など新たな領域における創薬研究を指揮しています。

1996年、山之内製薬(現・アステラス製薬)に入社。以降、25年以上にわたる業界経験を通じ、様々なモダリティや治療領域を対象に研究や製品ポートフォリオ戦略に携わってきました。神経科学の研究を経て、薬理研究所 疾患フロンティア研究室 室長、製品戦略部 新製品科学戦略グループ リーダー、Astellas Institute for Regenerative Medicine社長を歴任し、2021年4月に研究担当に就任。

2023年6月からは再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)の会長を務めており、活気あるライフサイエンスエコシステムの確立や、科学とビジネス、投資の世界をつなぐ取り組みを通じて再生医療の産業化に尽力しています。

東京大学薬学部卒、同大学院薬学系研究科修士課程・博士課程修了 博士(薬学)
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担当組織

CScOオフィス、開発研究、創薬アクセレレーター、エンジニアードスモールモレキュールズ、ジーンセラピー リサーチ アンド テクニカル オペレーションズ、イムノオンコロジー、インスティチュート フォー リジェネレイティブ メディシン、オープンイノベーションマネジメント、ユニバーサル・セルズ、ザイフォス・バイオサイエンシズ
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谷口 忠明
メディカル担当
Chief Medical Officer(CMO)
谷口 忠明

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谷口 忠明は、メディカル担当として、医療への新たな期待を生み出す治療法を開発するグローバルチームを指揮しており、患者さんが待ちわびる革新的な治療法の開発や、製品のライフサイクル全体における適切で安全な使い方の確保を推進しています。

研究、開発、メディカルアフェアーズにわたる20年以上の業界経験を有し、 2022年7月にアステラス製薬に入社後、2022年10月にメディカル担当に就任。がん、糖尿病や呼吸器疾患など幅広い疾患領域において、革新的な医薬品を患者さんに届けてきた実績を有しています。アステラスに入社する前は、複数のグローバルな製薬企業において、米国や日本、中国でグローバルや地域を指揮する上級職を歴任してきました。

Imperial College LondonでPh.D. in Medicineを、鳥取大学では医学博士号を取得し、がん領域の外科医として、10年間を病院や研究所で過ごしました。これまでに培った知識や経験を基に、病気の治療法を変えるというユニークな視点で医薬品へのアプローチを見直すことで、グローバルな製薬企業としてイノベーションを起こし、最先端の科学を患者さんに届けることに取り組んでいます。

鳥取大学医学部卒、鳥取大学 博士(医学)、Ph.D. in Medicine, Imperial College London
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担当組織

CMOオフィス、バイオファーマ開発、セルアンドジーン開発、臨床開発・チャイナディベロップメント、データサイエンス、開発プロジェクト推進、早期臨床開発、イムノオンコロジー開発、メディカルアフェアーズ、オンコロジー開発、ファーマコヴィジランス、薬事
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嶋 秀樹
製薬技術担当
Chief Manufacturing Officer(CMfgO)
嶋 秀樹

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嶋 秀樹は、製薬技術担当として、医薬品や治験薬の製造・供給および関連する技術開発を指揮しており、多様なモダリティの製品化と安定供給実現に向けたケイパビリティの強化・拡充を推進しています。

1989年、山之内製薬(現・アステラス製薬)に入社。サプライチェーン統括部 グローバル生産企画グループ長、Astellas Ireland Co., Ltd. 社長、技術企画部長、製薬技術本部長を歴任。

抗生物質の生産プロセス技術開発においてキャリアをスタートし、インターフェロンをはじめとする製品の製造や品質管理の仕組みづくりから工場の立ち上げまで、様々な医薬品の発売や数多くのプロジェクトに携わりました。グローバル生産企画を担当していた際の東日本大震災の経験が、患者さんに製品の安定供給を続けるという現在の強い思いにつながっています。

大阪大学工学部卒、同大学院工学研究科 修士(工学)
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担当組織

CMfgOオフィス、バイオファーマ マニュファクチャリング、CMCディベロップメント、CMCプロダクトマネジメント、CMCリサーチ、ファーマ マニュファクチャリング、サプライチェーンマネジメント、製薬技術ケイパビリティ&コンプライアンス Close

 

Claus Zieler
販売統括担当
Chief Commercial Officer(CCO)
Claus Zieler

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Claus Zielerは、販売総括担当として、 マーケティング戦略、渉外、マーケットアクセス、価格設定、販売、その他販売関連業務を含む、当社のグローバル販売業務のすべてを指揮しています。

1991年にシェーリングAGで管理職候補生としてキャリアをスタートし、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アメリカ、アジアで営業・マーケティング、研究開発、生産、マネジメントを経験し、ドイツとアルゼンチンに管理職として赴任。またバイエルにて、ベルギー、日本、シンガポールで管理職を務めました。2019年、アステラスに入社。インターナショナルマーケット(アジア、ロシア、中東、ラテンアメリカ)やエスタブリッシュド マーケット(ヨーロッパ、カナダ、イスラエル)のPresidentを歴任し、製薬業界での経験は30年以上に及びます。

2023年に販売統括担当へ就任後、 顧客エンゲージメントの最適化によって、ブランド価値最大化を目指す成長戦略を立ち上げました。 メディカルアフェアーズとコマーシャルが共同でリードする部門横断的なブランドチームを編成し、患者により良いインパクトを生み出せるよう、顧客と最も接点のある社員に決定権を与えるなど、組織全体の意識と行動変革を推進しています。

Education: MBA, INSEAD, France; Master of Science in Molecular Biology, the University of Wisconsin-Madison; Bachelor of Arts in Molecular Biology, Princeton University
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担当組織

CCOオフィス、チャイナ コマーシャル、エスタブリッシュド マーケット コマーシャル、インターナショナル マーケット コマーシャル、日本 コマーシャル、米国 コマーシャル、コマーシャルケイパビリティズ、マーケット アクセス & プライシング、ニュープロダクトプランニング、ストラテジック ブランド マーケティング メディカル スペシャルティズ、ストラテジック ブランド マーケティング オンコロジー、ストラテジック ブランド マーケティング オプサルミクス アンド レアディジーズ
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Adam Pearson
経営戦略担当
Chief Strategy Officer(CStO)
Adam Pearson

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Adam Pearson は、経営戦略担当として経営計画立案、Primary Focus戦略の策定と実行、事業提携・開発、Rx+事業創成、ペイシェント・セントリシティ、サステナビリティ推進等の取り組みを指揮しています。

Boston Consulting Groupを経て、2004年にYamanouchi U.K. Ltd. (現 Astellas Pharma Europe Ltd. )に入社。Regional Senior Vice President North Europe や Astellas Pharma Ltd.(英国販社)の General Manager United Kingdom などを歴任し、2020 年4月に経営企画部門長、2023年4月に経営戦略担当に就任。

様々な国や地域、部門、機能における主導者としての重要な職位を歴任し、ライフサイエンス領域での戦略的および運営的な役割の経験は20年以上に及びます。また患者としての自身の経験も含め、患者中心の考え方を広く発信しています。

Education:MBA, Stanford Graduate School of Business; BA, Philosophy, Politics and Economics, Oxford University
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担当組織

コーポレートCxOオフィス、事業開発、経営企画、アイオタ・バイオサイエンシズ、ペイシェント・セントリシティ、プライマリ・フォーカス・リード(Blindness & Beyond)、プライマリ・フォーカス・リード(Genetic Regulation)、プライマリ・フォーカス・リード(Immune Homeostasis)、プライマリ・フォーカス・リード(Immuno-Oncology)、プライマリ・フォーカス・リード(Mitochondria)、プライマリ・フォーカス・リード(Targeted Protein Degradation)、Rx+事業創成、サステナビリティ Close

 

Nick Eshkenazi
デジタル&変革担当
Chief Digital & Transformation Officer(CDTO)
Nick Eshkenazi

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Nick Eshkenaziは、デジタル&変革担当として、アステラスのデジタルおよびビジネス変革能力の向上と戦略の実行に注力しています。部門横断のチームと連携して、ビジネス目標の達成と業務効率化を実現するデジタルソリューションを有効に活用しています。

ウールワースやコストコ、パッカー、USAAなどのグローバル企業においてテクノロジー、データ、オペレーションの分野で30年以上の経験を有し、CDTO、CDO、CIO、CTOなどの幹部職を歴任。巨大多国籍企業と連携しながら、各国に跨るチームを率いて戦略的・変革的プログラムを成功させました。2023年11月にアステラスにChief Digital Officerとして入社し、2024年4月にデジタル&変革担当に就任。

Nickはイノベーション、指数関数的思考、戦略的リーダーシップで知られており、世界各地で講演や協業を頻繁に行うなど、いくつかの企業の取締役会の戦略アドバイザーとしても活躍しています。変革、イノベーションとその実行に対する現実的かつ常識的なアプローチで、ビジネスへのデジタル技術の導入に向けた橋渡し役を担っています。2022年と2024年に、CIO Outlook誌からTop 10 Chief Digital Officer in APACに選出されました。さらに、2024年に、C-Suite Insider誌からCDTO of the Year(医薬品製造業)を受賞しました。


Education: Master of Science in Computer Science, Technical University of Sofia
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担当組織

デジタルX、トランスフォーメーションオフィス Close

 

北村 淳
財務担当
Chief Financial Officer(CFO)
北村 淳

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北村 淳は、財務担当として企業会計、財務戦略、調達、財務・税務等の取り組みを指揮しています。

Procter & Gamble でファイナンスの経験を積み重ねた後、ティエヌティエクスプレスで、利益改善計画を策定・達成。すかいらーくホールディングスでは再上場を成功させ、CFOとして株式市場との直接対話を経験したのちに、パイオニアの取締役兼常務執行役員CFO経営管理本部担当として、グループ全体の財務関連・知的財産を管掌。2023年11月にアステラス製薬に財務担当として入社。

カーエレクトロニクス、食品サービス、物流、一般消費財メーカーと、様々な業界のファイナンス領域においてシニアリーダーを経験しました。患者さんの「価値」を活動の中心に据えているアステラスのVISIONに強く共感し、多岐にわたる業界の経験を生かしながら事業に寄り添い、ガバナンス強化による持続的な成長の基盤構築に寄与しています。

東京大学経済学部卒
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担当組織

CFOオフィス、コーポレートアカウンティング・グローバルビジネスサービス、財務戦略、調達、財務・税務 Close

 

Catherine Levitt
法務担当
General Counsel(GC)
Catherine Levitt

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Catherine Levittは、法務担当として法務・知的財産部門を指揮しています。法律や知的財産に関する重要なアドバイスや革新的な解決策を推進し、会社のあらゆるステークホルダーと連携することで、アステラスの目標を達成していきます。

法律事務所のMcDermott Will & Emeryでキャリアをスタートさせ、Baxter HealthcareやPeople‘s Energyで企業法務担当として勤務していました。2004年、Fujisawa Healthcare, Inc.(現 Astellas US LLC)に入社。Head of Risk Management and Chief Litigation Counsel, Head of US Legal, Regional General Counsel and Corporate Secretary of Astellas Americas, and Legal Head of Commercial, Regulatory, Medical & Development, Rx+/ transactionalなど、数多くのリーダー職を歴任してきました。また、米国研究製薬工業協会の法務部門の議長および副議長を務めた経験もあります。

経営計画2021における組織健全性目標のエグゼクティブスポンサーであり、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを推進しています。また、Global Diversity, Equity and Inclusion Councilの一員であり、以前は女性従業員向けのリーダーシップ開発プログラムConnect & Liftのエグゼクティブスポンサーを務めていました。

Education: J.D., University of Illinois College of Law; Bachelor of Finance, University of Illinois
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担当組織

GCオフィス、法務・知的財産 Close

 

 

エグゼクティブ・コミッティ(2024年4月時点)

アステラスグループ全体の経営上の重要事項を協議する機関として、代表取締役社長CEOが議長を務めるエグゼクティブ・コミッティを設置しています。メンバーはトップマネジメントで構成されています。

メンバー

代表取締役社長(CEO)岡村 直樹
代表取締役副社長 人事・コンプライアンス担当(CPO&CECO)杉田 勝好
研究担当(CScO)志鷹 義嗣
メディカル担当(CMO)谷口 忠明
製薬技術担当(CMfgO)嶋 秀樹
販売統括担当(CCO)Claus Zieler
経営戦略担当(CStO)Adam Pearson
デジタル&変革担当(CDTO)Nick Eshkenazi
財務担当(CFO)北村 淳
法務担当(GC)Catherine Levitt