環境への取り組み

私たちは、生命と自然の輝きに彩られた地球を守ります。

アステラスは、企業価値の持続的向上を使命とし、企業価値向上のため、患者さん、株主、社員、環境・社会など、すべてのステークホルダーから選ばれ、信頼されることを目指しています。企業行動憲章の一部にはEHS (Environment, Health & Safety) に関する項目「社員の人権・人格・個性を尊重するとともに、社内の多様性を指向し、安全で働きがいのある職場環境を確保する」「企業活動と地球環境の調和は経営の必須条件であることを強く認識し、地球環境の改善のために主体的に行動する」が掲げられており、EHSに関しても高い倫理観に基づいた行動が求められています。環境ページおよび社員のページ(安全衛生)では、EHSを通した企業価値の持続的向上のための取り組みについて情報開示を行います。

 

メッセージ

アステラスは変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変えることをVisionとしています。アステラスが持続的な成長を続けていくためには、環境の変化を敏感に捉え、変化とともに進化し続けることが必要です。エネルギーや気候変動、資源の有効利用、汚染防止などの環境側面の変化への対応や、アステラスが目指すFocus Areaアプローチにより取り扱いが多様化するモダリティの変化に合わせ、研究や生産段階での安全衛生面の適正な管理が求められます。常に変化が求められるEHSのフィールドでは、アステラス環境・安全衛生に関するポリシーおよびガイドラインを指標に、高い倫理観をもとにEHS活動を推進しています。

2020年度の取り組みのトピックスとして、TCFD提言への賛同が挙げられます。環境課題への取り組みの情報開示を求める動きは機関投資家を中心に活発化しており、TCFD提言へ賛同する企業が増えています。アステラスは2020年12月に賛同を表明し、2021年からTCFD提言へ対応した開示をはじめます。また5月に公表した経営計画2021では、新たにサステナビリティ向上の取り組みを戦略目標に加えました。この戦略目標では、SBTイニシアチブで承認された温室効果ガス排出削減コミットメントの達成と、気候変動対策に関する情報開示の透明性向上を主要要素としています。環境行動計画の進捗では、温室効果ガス排出削減が進みました。再生可能エネルギー由来電力の活用に加えてCOVID-19感染対策などの外的要因が重なり、2030年目標を上回る結果となりました。今後も2030年目標に向けて取り組みを継続します。

 

経営管理・コンプライアンス担当役員
櫻井 文昭

環境・安全衛生に関するポリシー

 

 

モダリティ:低分子化合物やペプチド(中分子)などの蛋白質医薬、核酸医薬、抗体医薬、細胞医薬といった物質的な種別や手段
TCFD (Task Force on Climate-related Financial Disclosures):金融安定理事会(Financial Stability Board: FSB)により設置された気候関連財務情報開示タスクフォース。
SBTイニシアチブ:2015年にCDP、国連グローバルコンパクト、世界資源研究所および世界自然保護基金の4団体が共同で設立した団体。「パリ協定」の「2 ℃目標」達成に向け、国だけではなく企業にも温室効果ガスの削減目標の設定などを働きかける国際的なイニシアチブ。

 

アステラスと環境の関わり(2020年度実績)

アステラスでは研究・生産・営業・流通全般を通して、下記のように環境とかかわっています。
 

直接的な関わり

INPUT OUTPUT
エネルギー GHG排出
電気 226,105 MWh
(再エネ由来分
97,398 MWh)
スコープ12

63,276 トン
(うち、車両利用 12,980 トン)

都市ガス 19,620 千m3 スコープ2 59,320 トン
LPG 1,114トン 大気汚染物質
LNG 958 トン NOx 22 トン
灯油 1 kL VOC3 22 トン
軽油 1,498 kL 水質汚濁物質
ガソリン 4,108 kL BOD 9 トン
購入熱(温水・冷水) 4,687 GJ COD 21 トン
購入熱(蒸気) 20,838 GJ 排水4
その他再生可能エネルギー 48,963 GJ 排水量
(表層水)
7,233 千m3
資源 廃棄物
7,570 千m3 発生量 14,352 トン
原材料及び消耗品(重量把握分)1 4,348 トン 最終処分量5 98トン
原材料及び消耗品(体積把握分)1 311,093 kL  

1 日本の全事業拠点
2 エネルギー起源CO2以外の温室効果ガス排出量は含まれていません。
3 日本の生産、研究拠点
4 海外事業所の排水量は、取水量と同値としています
5 日本の全事業拠点(支店・営業所除く)

 

間接的な関わりによるGHG排出(スコープ3)

上流のスコープ3排出量
カテゴリ GHG排出量
1 購入した製品・サービス 55,959トン
2 資本財 95,377トン
3 スコープ1、2に含まれない燃料及びエネルギー関連活動 30,481トン
4 輸送、配送(上流) 2,579トン
  原材料のローリー輸送 (163トン)
  工場→倉庫 (109トン)
  倉庫 (720トン)
  倉庫→卸 (1,588トン)
5 事業から出る廃棄物 2,605トン
6 出張(飛行機利用分) 5,008トン
7 雇用者の通勤 1,862トン
8 リース資産(上流) 算定対象外
下流のスコープ3排出量
カテゴリ GHG排出量
9 輸送・配送(下流) 算定対象外
10 販売した製品の加工 算定対象外
11 販売した製品の使用 該当なし
12 販売した製品の廃棄 544トン
13 リース資産(下流) 算定対象外
14 フランチャイズ 算定対象外
15 投資 算定対象外

 

 

バリューチェーン全体でのGHG排出 

アステラスの活動に伴うGHG排出は、グローバルで317千トンとなりました。ほぼすべての施設、営業車両の利用に伴うGHG排出を把握しています。スコープ1、2のほかに、継続してスコープ3の把握に努めています。

バリューチェーン全体でのGHG排出