アステラスは最先端の科学に基づき、アンメットメディカルニーズ(満たされない医療ニーズ)の高い疾患分野において、未だ治療法のない患者さん、既存の治療法で十分な効果を得られない患者さんのために、革新的な医薬品の創出にグローバルで取り組んでいます。
医療用医薬品事業では、研究・開発・生産・販売だけでなく、医療関係者と連携して市販後の調査や安全性に関する情報収集および提供活動を行うなど、製品ライフサイクル全般で品質の改善・向上に努めています。
アステラスは世界70カ国以上でビジネスを展開しています。各地域や各国の法令・ガイドライン等の遵守はもとより、全社員が高い倫理観を持ち、広い視野を持って事業活動に従事する体制を整えています。
(1)研究
医薬品創製の基礎研究から前臨床研究を実施しています。社内の研究チームに加えて、外部の多様なパートナーとの協働により、さまざまな研究機会を探索し、臨床開発候補品を創出します。
(2)開発
研究段階で創出された臨床開発候補品について、有効性や安全性を評価するための臨床開発計画を立案します。臨床試験において、投与方法や安全性を調査・検討し、そのデータを取りまとめて製造販売のための許可申請を行います。規制当局の審査を経て、承認を得て初めて患者さんに処方できる医薬品が誕生します。
(3)製造
医薬品の製法・処方を設計し、構築された製造プロセスに基づいて医薬品を製造します。医薬品のもととなる原料の調達、製造プロセスの理解、設備や品質の管理を徹底することで、高品質な医薬品の安定供給を実現します。
(4)販売
医薬品を適正に使用してもらうため、医師や薬剤師などの医療関係者に医薬品の情報を提供します。また実際に患者さんに処方されてから報告される、医薬品の有効性、品質、副作用などの安全性に関する情報を収集します。
(5)ライフサイクルマネジメント
医療関係者や社外の研究者、医学専門家などから得た情報をもとに、新たな研究機会の探索や製品の改良、さらなる適正使用の推進へとつなげていきます。
医薬品の枠を超えたヘルスケアソリューションの開発
アステラスは、医療用医薬品(Rx)の枠を超え、ペイシェントジャーニー(診断、予防、治療および予後管理を含む医療シーン全般)全体において、さまざまな方法で患者さんに「価値」を届けることを目指しています。私たちはこの取り組みをRx+®事業と呼んでいます。医療用医薬品事業で培った専門性と知見を活かし、革新的な医療技術とさまざまな分野の最先端技術を融合させ、新たなサービスやソリューションを創出します。
アステラスの事業を加速させるDX戦略
事業活動全体を通じて、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。私たちのDX戦略と、特に代表的な取り組みを紹介します。