アステラス・グローバルヘルス財団(Astellas Global Health Foundation: AGHF)*1は、アステラス米国財団、アステラス欧州財団、アステラスアジア・オセアニア財団の3つの財団を統合し、2018年に設立され、「One World, A Healthier Tomorrow」の実現に向けて注力している国際的な慈善団体です。AGHFは、医療インフラが公平に届けられていない世界中のコミュニティが直面している重大なアンメットメディカルニーズや健康へのアクセス問題を解消し、世界中の人々の健康に持続可能な影響を与えることに重点を置いて活動しています。
AGHFは15年間で世界中に3,700万ドル以上の資金を提供しました。これにはAGHF設立以来、アステラスから提供された1,300万ドル以上の助成金と、AGHF設立前の前身の3財団によって提供された助成金が含まれています。
- AGHFの助成金は、ケニアでのメンタルヘルスサービスへのアクセス向上*2、セネガルでの子どもたちの医療アクセス拡大*3、ウガンダでの難民に対するメンタルヘルス*4および心理社会的支援を改善するためのコミュニティレジリエンス*5の構築など、ヘルスケアの主要な課題の解決に取り組むさまざまな世界的組織を支援してきました。
AGHFからの資金提供は、世界中の多くの国で3,100万人以上の人々の生活にインパクトを与えています。
- これらの助成金は、AGHFが脆弱なコミュニティのヘルスケア向上に影響を与え続け、持続可能な未来を築いていく大切なパートナーを支援するという深いコミットメントを示しています。
AGHFはアステラスが事業展開していない低中所得層のコミュニティを主な支援対象としています。
重点分野は以下の通りです
医療アクセスの向上:医療インフラの強化および以下の3つの分野の医療提供とアクセスの拡大を支援し、世界で最も脆弱な人口に対して前向きな長期的な影響を与えることを目指します。
- メンタルヘルス
- 開発途上国および低中所得国に蔓延しているHIV/AIDS、結核、マラリアなどの顧みられない熱帯病および感染症の治療とケア
- 小児保健
世界で最も弱い立場にある人々に長期的な影響を与えることができるよう支援する
コミュニティレジリエンスの構築:インフラの強化、システムの改善、および研修トレーニングを通じて健康上の大きな課題に取り組み、回避可能な死亡を最小限に抑えることを支援する
災害支援:
- 災害に対する準備、モニタリング、対応策を支援し、自然災害による被害の軽減(例えば、自然災害による健康リスクを監視するデータおよび情報を収集するシステムの構築など)
- 生物学的な緊急事態の監視とモニタリングの改善(COVID-19や、SARS、インフルエンザ、コレラなどの潜在的な健康脅威)
- その他、事前準備、モニタリング、および/または対応策を通じて災害を支援する取り組み
アステラス・グローバルヘルス財団が世界の困窮するコミュニティを支援するためにどのようなインパクトを与えているかについて、
詳しくはこちらをご覧ください。
ご注意:アステラス・グローバルヘルス財団は、一方的な提案や資金提供のリクエストを受け付けていません。
*1 AGHFはアステラスとは独立した団体です
https://www.astellasglobalhealthfoundation.org/
*2 https://www.astellasglobalhealthfoundation.org/Nawiri.html
*3 https://www.astellasglobalhealthfoundation.org/Amref-Health-Africa.html
*4 https://www.astellasglobalhealthfoundation.org/Supporting USA for UNHCR.html
*5 地域コミュニティが共に協力し、強いつながりを築き、災害やストレス状況に適切に対処するための能力