アステラスのサステナビリティの取り組み

アステラスは存在意義である「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」ことを通じて、「企業価値の持続的向上」という使命を果たしていきます。すなわち、アステラスにとって、社会のサステナビリティに貢献することは、経営理念の実践そのものです。自社の強みを活かしながら、革新的な新薬の創出と患者さんの医療へのアクセス、およびアウトカム(成果や状況)を向上させるためのヘルスケアソリューションを生み出すことで、社会に「価値」を提供していきます。アステラスが創出するイノベーションが、社会のサステナビリティ向上の一端を担い、その結果、社会からの信頼を得ることでアステラスのサステナビリティ向上にも繋がると考えています。
企業に対するサステナビリティへの期待は年々高まっており、ヘルスケア分野においては、アンメットメディカルニーズ(満たされない医療ニーズ)の高い疾患分野に社会的ニーズがシフトし、次世代のモダリティ(治療手段)やデジタル技術の応用による革新的なヘルスケアソリューションが待ち望まれています。
このような社会の潮流変化の中、アステラスは経営計画2021を策定し、「サステナビリティ向上の取り組み強化」を戦略目標に設定しました。また、アステラスのサステナビリティ活動を実施する上で指針となる「マテリアリティ・マトリックス」を改定し、社会およびアステラスにとっての重要課題を選定し、その中でも優先度の高い最重要課題(マテリアリティ)を特定しました。特定したマテリアリティについてはそれぞれ活動方針を策定し、全社一丸となって取り組むことでサステナビリティ向上に貢献していきます。
上記、アステラスのサステナビリティ向上への取り組みが、企業価値向上にどのように繋がっていくのか2つの観点で説明します。

 

アステラスのサステナビリティストーリー

1. 最先端の「価値」主導型ライフサイエンス・イノベーターへの変革

社会には、有効な治療法が存在しない、もしくは既存の治療法では満足な結果が得られない病気に苦しむ患者さんやそのご家族がいらっしゃいます。
アステラスは、単に疾患の症状を緩和する対症療法ではなく、細胞医療や遺伝子治療によって、疾患の根本的な原因に直接働きかけるといった新たな治療手段を提供する、革新的なヘルスケアソリューションの創出を追求しています。対症療法では、通院や入院によって患者さんご本人が負担を強いられるだけではなく、ご家族の看護や介護の負担も増えます。社会的、経済的損失は決して小さくありません。アステラスは、革新的な治療手段の創出に積極的に取り組むことにより、患者さんとそのご家族を長年の治療と介護から解放するとともに、わずかな治療回数により症状を大きく改善し、その結果、患者さんが普段の生活に早期に戻ることによって、地域のヘルスケアシステム全体の負荷を減らすことを目指します。
このように社会に大きな「価値」を生み出し、届けるための最たる原動力の一つが、イノベーションを生み出す組織文化であると考えています。アステラスの組織文化の醸成を図るとともに、イノベーション創出に寄与する人材の獲得・育成を通じて持続的な価値創造を実現し、アステラスが創出した「価値」を必要とする患者さんに広く届き渡るよう努め続けます。また、革新的な治療手段をはじめとするイノベーションを持続的に創出するためには、イノベーションに対する適切な価格設定が必要になります。アステラスは、患者さんやそのご家族、患者さんの健康を支える医療従事者を含めた社会に与える影響が、公正に価格へ反映されるための環境や仕組み作りにも取り組みます。

2. 社会の期待に応える事業活動の強化

私たちは、グローバルスタンダートで優れた品質の製品を製造し、安全性の高い製品を患者さんへ届け続けます。どのような状況であっても私たちの製品を安定的に患者さんへ届けることは私たちの使命です。調達・製造・流通に携わるすべての人々の人権や安全の保護を確保しつつ、サプライチェーン全体において外部環境の変化に柔軟に対応できる管理体制を構築していきます。加えて、その製品が患者さんに正しく適正に使用いただくための情報提供活動を継続します。常に病気で困っている患者さんやそのご家族を想い、患者さんにとって最適なヘルスケアソリューションは何か、アステラスの製品が患者さんに貢献できることは何かを考え、倫理的に活動を続けていく事で社会からの信頼を醸成していきます。情報提供活動のみならず、すべての事業活動において法令遵守と高い倫理観で活動を行い、公正な経営判断・運営を確実なものにするためのガバナンス体制を強化して、社会のサステナビリティに応えていきます。

最後に

アステラスのサステナビリティ向上への取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)の目標3(すべての人に健康と福祉を)を中心に、さまざまなSDGsの達成に貢献すると考えています。患者さんを含めた社会の明るい未来を支える重要な役割をアステラスは担っていると考え、ステークホルダーの皆様との協働、対話を行いながら、事業活動を通じた持続可能な社会の実現に継続して取り組んでいきます。

 

サステナビリティ向上を目指して

サステナビリティ向上を目指して

アステラスは、サステナビリティ向上への取り組みの重要性を認識しており、社会・環境に対する様々な活動を推進し、活動の基盤となるガバナンスの強化に努めています。社会に良い影響を与える活動によって得られたステークホルダーからの信頼が、アステラスのサステナビリティを向上させると考えています。

 


環境への取り組み

私たちは、気候変動問題や環境汚染、廃棄物処理などの環境課題に適切に取り組むことが、持続可能な成長に不可欠であると考えています。私たちは、世界の人々の健康に貢献する企業として、長期的な時間軸とグローバルな視点で、これらの課題に継続的に取り組んでいます。気候変動問題については、間接的に排出するバリューチェーンを含めた温室効果ガス(GHG)排出削減、再生可能エネルギーの利用促進、営業用車両の利用に伴うGHG排出量の削減、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に基づいた情報の開示等を行っています。

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社会への取り組み

私たちは、満たされないヘルスケアニーズに対して、革新的なヘルスケアソリューションを創出し、必要とする患者さんに広く届き渡るよう努めています。イノベーションの創出に最も重要な組織文化の醸成ならびに人材の獲得・育成を通じて持続的な価値創造を実現します。事業活動を推進する際は、調達・製造・流通等に携わる全ての人々の人権を尊重し、高い倫理観のもと製品の品質・安全性の更なる向上に取り組んでいます。
事業活動以外においても、健康課題の解決につながる社員のボランティア活動を通じたコミュニティ振興により、地域社会の持続可能性向上に取り組んでいます。

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アステラスのガバナンス

私たちは、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」ことを存在意義とし、企業価値の持続的向上のため、すべてのステークホルダーから選ばれ、信頼されることを目指しています。この経営理念を踏まえ、アステラス製薬では、「経営の透明性・妥当性・機動性の確保」と「株主に対する受託者責任と説明責任の履行およびすべてのステークホルダーとの適切な協働」の2つの観点から、コーポレートガバナンスの実効性を確保・強化するよう努めています。

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