次世代ファージセラピー研究ユニット

私たちの研究活動

次世代ファージセラピー研究ユニットは、2020年に設立されたユニットです。私たちは、天然ファージの課題を克服した、治療に使いやすい人工バクテリオファージを応用した治療法を開発し、従来の抗菌薬とは異なる新たな治療選択肢を提供することを目指しています。この目標を達成すべく、高い専門性を有した安藤博士がチームに加わり、岐阜大学ファージバイオロジクス研究講座を率いています。難治性細菌感染症やマイクロバイオーム*関連疾患に苦しむ患者さんに一日でも早く新たな治療法をお届けするために、積極的にオープンイノベーションを推進していきます。
*マイクロバイオーム:ヒトの体内や体表など、ある環境における微生物集団とそれらの遺伝情報の総体。

アプローチ

岐阜大学ファージバイオロジクス研究講座のケイパビリティとアステラスで培ってきたプラットフォーム技術を活用することにより、難治性細菌感染症やマイクロバイオーム関連疾患治療の領域において、有用性・安全性の高い人工バクテリオファージの創出に挑戦しています。

有用性・安全性の高い人工バクテリオファージの創出


チーム

リーダー

松岡 秀明

ユニット長

博士(農学)
松岡 秀明

入社後、研究員として免疫、細胞生物学、分子生物学等の分野で創薬研究に従事。2014年米国のベンチャー投資・提携探索部門に異動、国内外のアカデミアやバイオテックとのネットワーク構築に従事し、外部イノベーション獲得に携わる。2019年モダリティ戦略室長、2020年4月より現職。 

 

安藤 弘樹

Principal Investigator*

(特任准教授として岐阜大学へ出向中)
博士(医学) 
安藤 弘樹
* Principal Investigator (PI):アステラス製薬の研究専門職の一つ。

合成生物学ならびに次世代ファージセラピー技術の専門家。大阪大学大学院にて博士学位取得後、国立国際医療研究センターで結核菌の新規薬剤耐性機序の解明に従事。その後マサチューセッツ工科大学で合成生物学的手法による人工ファージの創出研究に従事。2017年、岐阜大学医学系研究科助教。2020年3月より現職。

 

発表論文

Shoichi Mitsunaka, Kohei Yamazaki, Ajeng K. Pramono, Megumi Ikeuchi, Tomoe Kitao, Naoya Ohara, Tomoko Kubori, Hiroki Nagai, Hiroki Ando
Synthetic engineering and biological containment of bacteriophages
PNAS 2022 Nov 21; 119(48):e2206739119. doi. 10.1073/pnas.2206739119

Ando H, Lemire S, Pires DP, Lu TK.
Engineering Modular Viral Scaffolds for Targeted Bacterial Population Editing.
Cell Syst. 2015 Sep 23;1(3):187-196. doi: 10.1016/j.cels.2015.08.013.

プレスリリース

岐阜大学とアステラス製薬 新たな細菌感染症治療法の創出を目指し 「ファージバイオロジクス研究講座」開設