PRTR物質の排出量independent limited assurance

PRTR法では、人への有害性があり、環境中に広く存在すると認められる物質が対象として指定されています。この法律は、自社の排出量や移動量の位置づけを確認し、自主的な化学物質管理活動の評価・改善に結びつけることが主な目的です。PRTR法指定物質のうち2023年度における届出対象物質の移動・排出状況は下表のとおりでした。なお、2023年度は、対象となる化学物質の環境への合計排出量は1トンとなり、2019年度以降、僅少な排出量を維持しています。

PRTR:日本の「特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)」による指定化学物質を指す。Pollutant Release and Transfer Registerの略。
 

2023年度のPRTR法による届出対象物質の集計結果
(対象:日本の生産拠点、研究拠点)
(単位:トン)
物質名称製造量
使用量
排出量移動量
大気水域土壌廃棄物下水道
クロロホルム10.7700.5380.0000.00010.2310.000
N, N-ジメチルホルムアミド1.9060.0000.0000.0001.8940.000
ヘキサン2.2030.1100.0000.0002.0930.000
ヘプタン13.8060.1550.0000.00013.6510.000
N-メチル-2-ピロリドン21.2000.0000.0000.00021.2000.000

2023年4月1日施行のPRTR法施行令で示された対象物質リストを基に集計