アステラス製薬株式会社（本社：東京、代表取締役社長CEO：安川 健司、以下「アステラス製薬」）は、スマートフォン向けゲームアプリ「ムーミンムーブ*1」を通じた歩行習慣や行動に関するデータを取得・解析することについて、北海道および青森県とそれぞれ提携しました。これは、アステラス製薬のRx+®事業*2における「慢性疾患の重症化予防」の一環として行うものです。
「ムーミンムーブ」は、位置情報を使用し、利用者が実際に歩くことでアイテムを入手したり、ストーリーを進めたりして、ムーミンに登場するキャラクターやムーミン谷の世界観を楽しむことができるゲームです。日本では10月11日にβ版がテスト配信されました。なお、アステラス製薬は「ムーミンムーブ」から得られるデータを研究目的に利用できる契約を「ムーミンムーブ」の開発元であるTribered Oy（本社：フィンランド）と締結しています。
今回の提携により、アプリを通じて得られる利用者の歩行習慣や行動に関するデータを取得・解析することができるようになります。北海道、青森県は、アプリの案内、利用促進を担い、アステラス製薬は、利用者の行動データを解析し、その結果を北海道、青森県へ提供することで、歩行促進や健康増進に役立てられます。なお、この取り組みにおけるデータは全て個人を特定できない形で取得・利用されます。アステラス製薬は、今後も、同様の取り組みについて様々な自治体との提携を検討していきます。
アステラス製薬は、「慢性疾患の重症化予防」を目的として、歩行習慣の改善や行動変容のための研究を行う中で、ゲームの楽しさを提供することが効果的な行動変容を促すと仮説を立てプログラムを開発しています。ゲームアプリのみならず、自主的に人々が健康的な行動をとることができるようになる行動変容の手段を模索しており、将来的には複数のサービスが提供できるよう検討していきます。
アステラス製薬は、Rx+®事業を通じて、科学的根拠に基づくヘルスケアソリューションによって、心身ともに健康に、自分らしく生きることができる社会の実現を目指していきます。
*1 ムーミンムーブについて
「ムーミンムーブ」は、フィンランドに本社を置くゲーム開発会社であるTribered Oyが提供するスマートフォン向けアプリです。日本では、10月11日（火）にβ版がリリースされました。スマートフォンの位置情報を使用することで、ムーミン谷やムーミンキャラクターの世界観を楽しむことができる歩行促進ゲームアプリです。フィンランドでは、「フィンランドベストアワード2019（Best Entertainment Service in Finland 2019 Award in the Best Mobile Service in Finland 2019 competition）」を受賞しています。
詳細およびアプリのダウンロードについては（https://moominmove.jp/）をご覧ください。
*2 Rx+®事業
医療用医薬品（Rx）事業で培ったアステラス製薬の強みをベースに、最先端の医療技術と異分野の先端技術を融合させることで、Patient Journey（診断、予防、治療および予後管理を含む医療シーン全般）全体において患者さんに貢献し、単独で収益を生み出せる事業。
詳細については（https://www.astellas.com/jp/ja/partnering/rx-plus）をご覧ください。
以上
