- 最新データを2021年欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で発表 -

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)は、Pfizer Inc.(本社:米国ニューヨーク州)と共同で開発・商業化を進めている経口アンドロゲン受容体阻害剤であるXTANDI®(製品名、一般名:エンザルタミド)が、転移性ホルモン感受性前立腺がん(Hormone-Sensitive Prostate Cancer: HSPC)患者を対象とした第III相ARCHES試験において副次評価項目である全生存期間を有意に延長したことをお知らせします。

 本試験(1,150例)において、アンドロゲン除去療法(Androgen Deprivation Therapy: ADT)とエンザルタミド併用投与群では、ADTとプラセボ併用投与群と比較して、死亡のリスクが34%有意に減少しました(ハザード比0.66[95%信頼区間: 0.53-0.81]、p <0.0001)。いずれの投与群でも、全生存期間は中央値に到達しませんでした。両投与群の安全性プロファイルは、主要評価項目の解析時に得られた安全性の結果と一致していました。

 ARCHES試験の最終解析結果は、2021年欧州臨床腫瘍学会(European Society for Medical Oncology Cancer Congress: ESMO)においてLate-breaking abstract に採択され、9月18日に発表されました(抄録番号:LBA25)。

 転移性HSPCと診断された男性の治療選択肢は限られており、生存期間の中央値は約3〜4年です1。アステラス製薬は、新たな治療選択肢を提供することでアンメットメディカルニーズの高い前立腺がん治療に一層の貢献をしていきます。

 本件につきましては、米国において現地時間9月17日に対外発表しています。

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