10月末に開催された第59回日本アレルギー学会秋季学術大会にて、「喘息予防・管理ガイドライン2009」が発表されました。新ガイドラインで治療薬として、10月16日に製造販売承認を取得した成人気管支喘息治療薬「シムビコート®タービュヘイラー®」が喘息長期管理薬の新たな選択肢として記載されました。
新ガイドラインでは治療目標として、「可能な限り呼吸機能を正常化し、患者のQOLを改善し、健常人と変わらない日常生活が送れるようにすること」としています。治療薬としては、吸入ステロイド薬が「現在の喘息治療における最も効果的な抗炎症薬」として、最も低いステップ1の段階からステップ4までのすべての治療ステップにある喘息患者への使用が推奨されています。またシムビコート®タービュヘイラー®は、吸入ステロイド薬/長時間作用性β2刺激薬配合剤としてステップ2からステップ4の治療薬として新たに推奨されました。
日本における成人気管支喘息の患者数は約500万人と推定され、年間約2,500人が喘息で死亡しており、先進国の中でも高い死亡率となっています。海外に比べて日本における吸入ステロイド薬の普及率が低い等の問題点が示唆されており、今後、本剤が日本における成人気管支喘息治療の更なる向上に貢献できるものと確信しています。
シムビコート®タービュヘイラー®は、1日2回投与の吸入喘息治療薬で、1回吸入量としてステロイド薬であるブデソニド160μg、及び即効性・長時間作用性吸入β2刺激薬であるホルモテロールフマル酸塩水和物4.5μgを吸入器具(タービュヘイラー®)より吸入するドライパウダー吸入式喘息治療配合剤です。 シムビコート®タービュヘイラー®の特徴は次のとおりです。 シムビコート®タービュヘイラー®は、2000年に欧州で初めて承認され、現在では100を超える国と地域で承認されています。 |
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