アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)は、ゴナドトロピン放出ホルモン(Gonadotropin-Releasing Hormone:GnRH)受容体アンタゴニスト(徐放性)/前立腺癌治療剤「ゴナックス®皮下注用80mg、120mg」(一般名:デガレリクス酢酸塩、以下「ゴナックス®」)に加えて、新たな用法・用量での投与を可能にする「ゴナックス®皮下注用240 mg」を、本日、日本において発売しました。

 ゴナックス®は、皮下注射用のGnRH受容体アンタゴニストです。アステラス製薬は、2006年1月に本剤の前立腺癌治療に関する日本における独占的開発・販売権をFerring Pharmaceuticalsから取得し、2012年10月に「前立腺癌」を効能・効果として発売しました。また、本年1月には、これまでの維持用量を4週間間隔で投与する用法・用量に加えて、12週間間隔で投与する用法・用量追加の製造販売承認事項の一部変更承認およびその用法・用量で用いる追加剤形としての「ゴナックス®皮下注用240 mg」の製造販売承認を取得しました。

 GnRHは脳の視床下部で産生されるホルモンであり、脳の下垂体に存在するGnRH受容体に結合することにより、男性ホルモンの一つであるテストステロンの産生に関わっています。テストステロンは男性機能維持のために必要なホルモンである一方、前立腺癌細胞が発現した場合、その増殖を促進し、症状を進行させます。ゴナックス®は、GnRH受容体へのGnRHの結合を競合的に阻害することによりテストステロンの産生を低下させ、前立腺癌の増殖を抑制します。

 アステラス製薬は、このたびの「ゴナックス®皮下注用240 mg」の発売により、新たな用法・用量を加えることで患者さんの負担を軽減し、前立腺癌治療に一層貢献できるものと考えています。

 なお、本件による業績への影響は、2020年3月期連結業績予想に織り込み済みです。

以上