- 2020年北米更年期学会の年次総会で発表 -

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)は、更年期に伴う血管運動神経症状(Vasomotor Symptoms、以下「VMS」)の有病率と、VMSが睡眠に与える影響を示すリアルワールドエビデンスに基づく研究結果について、9月28日からオンラインで配信される2020年北米更年期学会(North American Menopause Society: NAMS)の年次総会において、事前に収録した口頭発表およびポスターセッションでの発表を行います。

 ホットフラッシュや寝汗などのVMSは、更年期に伴う最も一般的な症状*1,2かつ生活の質(QOL)への影響が大きい症状としてたびたび報告されています*3

 米国で行われた全国女性健康調査(Study of Women’s Health Across the Nation: SWAN)データベースの後ろ向き解析*4によると、VMSの頻度が高い女性においては、睡眠障害(入眠障害、早朝覚醒、睡眠中断)の発現率が上昇し、人種や地域差なく睡眠の質が悪化しました。 VMSの頻度や、その他の合併症などの影響を除外しても、片頭痛や関節炎を発症している女性患者は睡眠障害の悪化リスクが高いこともわかりました。また、糖尿病、高血圧および片頭痛が、VMSの頻度と睡眠の質の関係に影響を与えることが明らかになりました。さらに研究を進めることでVMSへの理解が深まり、医療従事者がより適切に患者さんを治療できるようになる可能性があります。

 また、グローバルで実施したオンラインによる前向き調査*5の結果、米国における閉経後の女性(平均年齢57歳)の34%が中等度から重度のVMSを経験しており、そのうちの61%がVMSに関連する睡眠障害を経験していることが示されました。ホットフラッシュと寝汗はそれぞれ、更年期障害特有の生活の質に関する質問票(Menopause-specific Quality of Life Questionnaire: MENQOL)で最も煩わしい症状の上位5位以内に入っていました。さらに米国の回答者の47%が、過去1年以内にホットフラッシュや寝汗について医療従事者に相談していました。調査結果は、医療資源の利用および患者さんの自己費用負担の両面から、更年期関連症状に伴う経済的な負担が大きいことを示すとともに、新たな治療法の開発が必要であることも示唆しています。

 アステラス製薬は、VMSで苦しむ患者さんに新たな治療選択肢を提供できるよう、引き続き取り組んでまいります。

 以下の演題が、NAMS年次総会において口頭およびポスターセッションで発表される予定です。

Oral Presentations (Available On-Demand)

Title: Effect of Vasomotor Symptom Frequency and Comorbidities on Sleep Quality Among Women in Midlife: A Retrospective Analysis of the US SWAN Database (Abstract #S-10)

  • Presenter: Risa Kagan, M.D., FACOG, Sutter Health, Berkeley

Title: Global Prospective Survey of Women with Vasomotor Symptoms Associated with Menopause: U.S. Findings (Abstract #S-15)

  • Presenter: Robin Kroll, M.D., FACOG, Seattle Women’s Health, Washington

Poster Session

Title: Qualitative Study of the Burden of Vasomotor Symptoms Associated with Menopause and Content Validity of Two PROMIS Sleep Measures in Menopausal Women (Abstract # P-6)

  • Presenter: Marci English, MPH, Astellas Pharma Inc.

以上