アステラス製薬株式会社(本社:東京、以下「アステラス製薬」)は、Aquinox Pharmaceuticals, Inc.(本社:カナダ バンクーバー、以下「Aquinox社」)と、Aquinox社が開発を進める新薬候補化合物であるRosiptorについて、日本およびアジア太平洋地域の一部の国における開発・商業化に関する独占的ライセンス契約(以下、「本契約」)を締結しましたので、お知らせします。
Rosiptorは、ファースト・イン・クラスの新薬候補化合物であり、現在、Aquinox社が北米および欧州において間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(IC/BPS)患者を対象にした第III相試験を実施中です。IC/BPSは膀胱の痛み、および膀胱の不快感を伴い、頻尿などの非感染性の下部尿路症状を伴う疾患です。
本契約により、アステラス製薬は、日本および他のアジア太平洋地域の主要な市場(韓国、オーストラリア、台湾、インドネシア、マレーシア等。中国、インドは除く)において、IC/BPSを含むあらゆる疾患・症状に対してRosiptorを研究、開発および商業化する独占的権利を有することになります。
Aquinox社のPresident and CEOであるDavid Mainは、「アステラス製薬はIC/BPSに関するアンメットメディカルニーズや潜在的な市場機会を深く理解しています。また、同社は泌尿器領域における強固なプレゼンスや経験とともに、治療薬の商業化で数多くの実績を築いています。今回の提携により、アジア太平洋地域においてRosiptorの開発が加速され、商業的価値を高めることができると確信しています。」と述べています。
アステラス製薬の経営戦略担当役員である岡村直樹は、「Rosiptorは、SHIP1の活性化という新規作用機序を有する新薬候補化合物であり、本契約はアンメットメディカルニーズの高い疾患領域において革新的な医薬品を届けるというアステラス製薬の戦略に合致するものです。これまでアステラス製薬は、生活の質を改善するための新たな治療薬を数多く創製してきました。この強みを活かし、IC/BPSに苦しむ患者さんへ新たな治療選択肢を提供するために、Rosiptorの開発・商業化を取り組んでまいります。」と述べています。
本契約に基づき、アステラス製薬はAquinox社に対し、契約締結時一時金として2,500万ドルを支払います。また、開発の達成に応じたマイルストンとして最大6,000万ドル、商業化の達成に応じたマイルストンとして最大7,000万ドルに加えて、Rosiptorの上市後、契約地域における売上に応じたロイヤリティを支払う可能性があります。
今回の契約締結に伴う業績への影響は、2019年3月期連結業績予想に織り込み済みです。