味の素製薬株式会社(本社:東京都中央区、社長:豊田 友康、以下、味の素製薬)とアステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区、社長:畑中 好彦、以下、アステラス製薬)は、このたび、速効型食後血糖降下剤「ファスティック®錠/スターシス®錠」(一般名:ナテグリニド(*1))のDPP-4阻害剤(*2)との併用試験に関する共同開発契約を締結しましたのでお知らせいたします。

 本契約に基づき、味の素製薬は「ファスティック®錠/スターシス®錠」(一般名:ナテグリニド)のDPP-4阻害剤との併用療法に関する日本人での第Ⅲ相臨床試験を実施し、アステラス製薬は味の素製薬に対し、契約一時金、および開発の進展に応じたマイルストンを支払います。なお、本契約締結に伴うアステラス製薬の2013年3月期の業績に与える影響は軽微です。

 ナテグリニドは、速効・短時間型のインスリン分泌促進作用を特長とする、アミノ酸誘導体からなる経口血糖降下剤です。1999年8月の発売以来、『2型(インスリン非依存型)糖尿病における食後血糖推移の改善』を効能効果として、単剤あるいはα-グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド系薬剤、チアゾリジン系薬剤との併用で糖尿病治療に供されてまいりました。

 ナテグリニドとDPP-4阻害剤との併用療法が承認されると、ナテグリニドはスルホニルウレア系薬剤以外の全ての経口糖尿病治療薬との幅広い併用効能をもつことになり、2型糖尿病治療に更なる選択肢を提供できるものと考えています。

 

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