アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁、以下「アステラス製薬」)は、Citigroup Global Markets社をアドバイザーに起用し、子会社であるプロシディオン社(英名:Prosidion Limited、所在:英国)に関する戦略的選択肢の検討を開始しましたので、お知らせします。
プロシディオン社は、2010年6月に完了したOSI Pharmaceuticals社買収に伴い、その一部門としてアステラスグループに加わりました。
アステラス製薬は、OSI Pharmaceuticals社の買収完了後、同社の資産を精査した結果、このたびのプロシディオン社に関する戦略的選択肢が、株主価値の最大化につながるとの判断に至りました。
プロシディオン社の資産には、糖尿病と肥満を適応症として開発が進められている2つの化合物や、2型糖尿病治療に関するDipeptidyl Peptidase IV(DPP-IV)阻害剤の知的財産(ロイヤルティ収入)が含まれます。なお、戦略的選択肢検討の対象範囲は、少数株主としての投資、戦略的提携、合併、一部または全部の資産売却など多岐にわたります。
アステラス製薬は、可及的速やかに検討を完了するよう取り組んでいきますが、現時点で特定の取引の実施が確定しているものではありません。また、最終契約の締結などにより本件が完了するまで、検討の途中経過を公表する予定はありません。
本件については、現地時間1月10日に米国において対外発表されています。
以 上