アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦)と株式会社UMNファーマ(本社:秋田、社長:平野 達義)が共同で開発を進めている季節性組換えインフルエンザHAワクチンASP7374(旧開発コード:UMN-0502)の第III相臨床試験において、被験者全例への治験薬接種が完了しました。

 この臨床試験では、高齢被験者1,020名を対象にASP7374と国内既承認孵化鶏卵ワクチンの免疫原性及び安全性を比較検討し、既承認ワクチンに対するASP7374の非劣性を検討することを主な目的としています。

 ASP7374は、3種類の抗原からなる季節性組換えインフルエンザHAワクチンで、バイオ医薬品の次世代製造プラットフォームであるBEVS (Baculovirus Expression Vector System) を用いた細胞培養法で製造されています。米国では、Protein Sciences Corporationが本ワクチンの臨床試験を終了し、現在、FDAが承認審査を行っています。

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