アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、米国メディベーション社と共同で開発・商業化を進めているエンザルタミド(一般名、開発コード:MDV3100)について、非転移性去勢抵抗性前立腺がん患者を対象とした第III相臨床試験(PROSPER試験)の患者組み入れを開始しましたので、お知らせします。

  プラセボ対照、二重盲検試験である本臨床試験には、米国、カナダ、欧州、南米、アジア太平洋地域の医療機関において、非転移性去勢抵抗性前立腺がん患者 約1500名が組み入れられる予定です。アンドロゲン除去療法後に増悪したリスクの高い前立腺がん患者のうち、無症候性で、現在および過去に転移が確認されていない患者が対象です。主要評価項目は無転移生存期間で、標準治療に加え、エンザルタミド(160 mgを1日1回投与)を投与した群とプラセボを投与した群の2群で比較します。

  アステラス製薬は、より早期の前立腺がんに対する新たな治療選択肢を提供できることを期待しています。

  本件については、米国において、現地時間12月3日に対外発表しています。

 

以上

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