特異的制御性T細胞研究ユニット

私たちの研究活動

特異的制御性T細胞研究ユニットは、2021年に設立されたつくばを拠点とするユニットで、Primary Focus候補「免疫ホメオスタシス」*、特にその維持において中核的役割を持つ制御性T細胞を標的とする創薬研究に取り組んでいます。特異的に制御性T細胞を誘導するというコンセプトを実現するには、制御性T細胞バイオロジーに対する深い知識と革新的なモダリティ/テクノロジーが鍵となります。アステラスは長年、免疫領域での創薬研究を推進し、特異的制御性T細胞を活用した創薬を実現するためのケイパビリティを獲得してきました。しかし、真に革新的な治療法の創出のためには、外部パートナーとの緊密な協働が不可欠です。様々なパートナーと協力し、患者さんの治癒に繋がる治療法の創出に共に立ち向かうことを楽しみにしています。

*Primary Focus候補「免疫ホメオスタシス」についてはこちらのページをご覧ください。
 

アプローチ

私たちは、制御性T細胞の中で、病気の原因となる抗原や傷害臓器への特異性を有する特異的制御性T細胞に着目し、これを生体内で効率的に誘導することで、高い有効性と安全性を両立する、画期的な自己免疫疾患の治療法の開発に取り組んでいます。
 

チーム

リーダー

博士(生物工学)深堀 英彦

ユニット長

博士(生物工学)
深堀 英彦

入社後、研究員として自己免疫疾患、臓器移植、アレルギーを対象とした創薬研究に従事し、上市品を含む複数の臨床開発品の創出に貢献。社内研究および国内外の研究機関との複数の共同研究において研究リーダーを務める。2019年、免疫領域にて研究ユニット長。2021年4月より現職。

 

博士(医学) 赤松 政彦

サイエンスリード

博士(医学)
赤松 政彦

入社後、研究員として免疫領域での創薬研究に従事。アステラスリサーチインスティチュートオブアメリカにて臓器移植における拒絶抑制薬の研究に従事。帰国後、制御性T細胞発見者である京都大学の坂口志文教授(当時)および京都大学の成宮周教授との共同研究においてアステラス製薬の主任研究者を務め、研究成果として独自の制御性T細胞転換化合物を発見。

 

発表論文

Akamatsu M, Mikami N, Ohkura N, Kawakami R, Kitagawa Y, Sugimoto A, Hirota K, Nakamura N, Ujihara S, Kurosaki T, Hamaguchi H, Harada H, Xia G, Morita Y, Aramori I, Narumiya S, Sakaguchi S.
Conversion of antigen-specific effector/memory T cells into Foxp3-expressing Treg cells by inhibition of CDK8/19.
Sci Immunol. 2019 Oct 25;4(40):eaaw2707. doi: 10.1126/sciimmunol.aaw2707.
 

特許

WO/2018/139660, PCT/JP2018/002826, (JA) 新規化合物及び制御性T細胞の製造方法
 

プレスリリース

アステラス製薬とPandion社 膵臓を標的とする免疫調節薬に関する提携
(Pandion社はMerck & Co Inc.の完全子会社です。)