Astellas Healthcare E-city


アステラス製薬は、さまざまな国における医療へのアクセス課題の解決に取り組んでいます。
ブラジルでは、胃がんは主な死因のひとつであり、ヘルスケアリテラシーの向上による早期からの治療介入が、医療へのアクセスの課題となっています。
また、広い国土を持つブラジルでは都市部と農村部における医療格差の拡大も大きな社会問題となっています。
これらのヘルスケアリテラシーの向上と地域間格差の是正がブラジルの医療へのアクセス改善に必要不可欠です。

アステラスは、ブラジルの現地スタートアップ企業Pixitと協業し、仮想現実空間「Astellas Healthcare E-city」を開発しました。
このAstellas Healthcare E-cityは、現地の専門医の協力を得ながら、胃がんの早期診断と予防に関する教育コンテンツを仮想現実空間上で提供します。インターネットに接続できる環境であれば誰でもアクセスできるため、ブラジルにおけるヘルスケアリテラシー向上の地域間格差を解消し、公平性の向上に貢献します。
将来的には、このAstellas Healthcare E-cityは、さまざまなヘルスケア関連のアプリケーションを実装するプラットフォームとして活用され、患者基点の包括的な医療アクセス向上のための機会を提供することを目指しています。

また、胃がんとともに生きる人々とのつながりとコミュニティ構築も促進します。
利用者の知識、コミュニケーションやつながりが増加することで、診断の早期化につながり、医療費の削減と健康状態の改善に貢献できる可能性があります。
このAstellas Healthcare E-cityを通じて、ブラジル国民の医療リテラシーの向上に貢献できるとアステラスは信じています。