アステラスの研究開発戦略

アステラスは研究開発の戦略として、「Focus Areaアプローチ」という考え方をとっています。具体的には3つの構成要素、(1)病態関連性が高いバイオロジー、(2)汎用性のあるモダリティ/テクノロジー、(3)これらバイオロジー、モダリティ/テクノロジーの2つの要素により解決が期待されるアンメットメディカルニーズの高い疾患の組合せの集合をFocus Areaとして定義し、このFocus Areaに独自の専門性とプラットフォームを構築することで、革新的製品の継続的な創出を目指しています。最先端技術として細胞医療や遺伝子治療にも注力し、疾患の根本的な原因に直接働きかける治療法の創出に取り組んでいます。

 


R&Dチームからのメッセージ

研究部門では、Focus Areaアプローチを通じて、柔軟かつ効率的な創薬機会の特定に取り組んでいます。創薬ターゲットとして病態との関連性が高いバイオロジーを見つけること、モダリティ/テクノロジーの進歩を戦略に取り込み、最も効果的で科学的に理の適った組み合わせを選択することを重要視しています。各研究ユニットがアジャイル組織*として高い自律性と機動性をもちながら活動するとともに、研究の進展に合わせて成長していく仕組みを組織体制に取り入れました。研究者一人ひとりが、社外も含めた大きなバイオエコシステムの一員であることを強く意識し、科学の進歩の最先端に立って創薬を行うことを目指しています。 将来の持続的な発展に向けて、アカデミアやバイオベンチャーなどの外部とのコラボレーションも積極的に取り入れながら、患者さんにとっての「価値」を生み出し続けていきます。

Chief Scientific Officer(CScO)

志鷹 義嗣
Chief Scientific Officer(CScO)志鷹 義嗣

*アジャイル組織:多様な専門性を持つ人材が一体となり試行錯誤を繰り返しソリューションの高度化を目指す。ミッションごとに権限委譲されたユニットが迅速に意思決定し、自律的に活動を実施。

 

開発部門では、革新的で価値ある治療法を患者さんに届け、製品のライフサイクル全体において適切・安全に使用していただくための活動に取り組んでいます。注力領域における早期段階のパイプラインも含めて、患者さんに少しでも早く製品をお届けできるように、日・米・欧・アジアなどで並行して開発を進めています。革新的なサイエンスを取り込むため、社外との提携や人材育成にも力を入れています。 また部門や地域を超えて製品の有効性、安全性、品質に関する情報を収集し、製品の適正使用を推進しています。臨床試験では、患者さんのニーズを理解し、負担を軽減するためにデジタル技術を活用するなど、新たなアプローチに取り組んでいます。さらに疾患の標準治療や、前臨床・臨床段階のデータ、患者さんの治療結果を基に、製品の適応症や最適な用法・用量を検討しています。常に患者さんを行動の中心に据えて、新しい治療法の開発にスピード感を持って取り組んでいます。

Chief Medical Officer(CMO)

谷口 忠明
Chief Medical Officer(CMO)谷口 忠明