TME iLab (柏の葉)

最先端の空間バイオロジーを駆使した
がん微小環境研究のオープンイノベーション拠点

国立がん研究センターをはじめ、日本を代表する多数の先端医療施設やアカデミアに近接した柏の葉エリアにおいて、そのメリットを最大限に活かしたコラボレーションを進め、難治性がんにおいて課題となるがん微小環境に関する新たな知見の獲得ならびにそれをもとにしたイノベーションの創出を目指しています。
 

Features​

Facilities

Facilities

  • 社内外の研究者が、自由に議論を交わし研究を進めることが出来る拠点です。「臨床検体の持つ、がん微小環境の特性の解明」「臨床情報から有効な治療法を選択するためのバイオマーカーの特定」「新たな治療標的となる候補分子の同定」などの研究を行っております。
  • 研究室面積 334.18 m2 (三井リンクラボ柏の葉 3階)
  • 会議室等の共有施設については、三井リンクラボ柏の葉のホームページをご確認ください。
Lab equipment

Lab equipment

  • NanoString社の空間分子イメージャー「CosMx SMI」や10x Genomics社の空間オミックス解析用システム「Xenium」、RareCyte社の多重蛍光スキャナー「Orion」など、最先端の空間情報解析装置を稼働予定。
  • 機器の詳細についてはこちらをご確認ください。
  • 機器やラボの利用法については整備を進めており、順次情報発信を行って参ります。
Costs

Costs

 

Details​

Lab Equipment

CosMx SMI​
 

CosMx SMI​

CosMx™空間分子イメージャーは、シングルセルおよびサブセルラーレベルの解像度で、FFPEおよび新鮮凍結切片を使用した空間マルチオミクスを提供するハイプレックスin situ 解析プラットフォームです。現在、最大 1,000のRNAと64の検証済みタンパク質分析物の迅速な定量と視覚化が可能で、2024年1月リリースされる6K Discovery パネルにより、Reactomeのほぼ全体を解析することができるようになります。
 

Xenium
 

Xenium

Xeniumは、シングルセル・空間技術においての長年の技術革新をベースに開発された、市場で最も先進的かつ使いやすい高精度in situシステムです。自動化された装置、カスタム可能な検証済み遺伝子パネル、直感的な解析ソフトウェアにより、組織切片からデータ取得までを高速・効率化します。Xeniumは、組織切片上の数百から数千のRNAターゲットに加えて複数タンパク質の細胞内マッピング検出を可能にします。
 

Orion
 

Orion

Orionは蛍光と明視野イメージングを組み合わせた、定量的かつ堅牢なバイオマーカー測定と空間バイオロジー研究を可能にするベンチトップの高解像度ホールスライドイメージング機器です。迅速なサンプルからデータへのワークフローを利用して、1 回のスキャンでスライド全体のすべてのチャネルが取得され、迅速なデータ処理によりスライド全体の偏りのない定量が可能になります。Orion は、速度と分解能を組み合わせることで、組織構造、腫瘍の不均一性、および切片全体の免疫応答の包括的な表現型プロファイリングと特性評価を数日ではなく数時間で行うことができます。
 

Others

リアルタイムPCRシステム、オールインワン蛍光顕微鏡、マルチモードプレートリーダー、ナノドロップ、ウェスタン等検出装置、など

共通利用機器については三井リンクラボ柏の葉のホームページをご確認ください。

閉じる

 

Access​

【 三井リンクラボ柏の葉 1 】
所在地:千葉県柏市柏の葉 6 丁目 6 番 2 号
アクセス:つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅よりバス利用 3 分、
「三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド前(税関研修所)」バス停より徒歩 3 分