アステラスでは、保健医療へのアクセス向上のための重要なアプローチとして、ヘルスケアの障害を取り除き、保健医療システムを強化するための外部パートナーの活動を協働・支援しています。保健医療へのアクセスの提供範囲は、健康に対する知識・理解の向上、疾患予防、検査、治療など、多岐にわたります。アステラスでは、ビジネスを展開している世界各地で支援が必要な人々に焦点を当てて活動しています
アステラスでは、医療の向上に取り組み、患者さん、その介護者、そして地域社会の生活に意義ある変化をもたらすことに尽力しています。私たちは、健康格差の解消と、より健康的で持続可能な地域社会の構築を目指し、慈善団体と協働しています。これらの取り組みは、診断と質の高い医療へのつなぎ、という柱の一環として、保健医療へのアクセス向上のコミットメントに基づいて行われています。
アステラスの保健医療へのアクセスの向上の中心をなすこの柱は、医療への障壁を取り除き、世界中の保健医療システムを強化することに重点を置いています。医療へのアクセスは単に治療を提供するだけにとどまらず、ヘルスリテラシーの向上、予防医療、検診、そして治療法の提供などを含むものであり、これらすべてがより良い健康の改善に貢献するものと考えています。
アステラスの保健医療へのアクセス向上の取り組みは、私たちが事業を展開する地域において、十分な医療サービスが行き届いていない方々を特に対象としており、効果的で実行型のプログラムを通じて支援を提供しています。
これまでにアステラスはサステナビリティの目標に沿った70以上のプロジェクトを支援しており、世界中で何百万人もの人々に貢献してきました。主な事例としては以下の取り組みがあります。
注:アステラスは、一方的な提案や資金提供の要請を受け付けていません。
社会的インパクトの可視化に関する情報は、下記の報告書をご参照ください
アステラスは、さまざまな国における保健医療へのアクセスの課題解決に取り組んでおり、外部パートナーとの協働による保健医療システムの強化やヘルスリテラシーの向上にも力を入れています。
ブラジルでは、胃がんは主な死因のひとつであり、ヘルスケアリテラシーの向上による早期からの治療介入が、医療へのアクセスの課題となっています。また、広い国土を持つブラジルでは都市部と農村部における医療格差の拡大も大きな社会問題となっています。これらのヘルスケアリテラシーの向上と地域間格差の是正がブラジルの医療へのアクセス改善に必要不可欠です。
この課題に取り組むため、アステラスはブラジルの現地スタートアップ企業Pixitと協業し、仮想現実空間「Astellas Healthcare E-city」を開発しました。Astellas Healthcare E-cityは2023年にサービスを開始し、現地の専門医の協力を得ながら、胃がんの早期診断と予防に関する教育コンテンツを仮想現実空間上で提供しています。インターネットに接続できる環境であれば誰でもこのプラットフォームと教育コンテンツにアクセスできるため、ブラジルにおけるヘルスケアリテラシー向上の地域間格差を解消し、公平性の向上に貢献しています。また、このプラットフォームは胃がんと共に生きる人々のつながりを促進し、コミュニティを構築します。胃がんに関する知識を深め、コミュニケーションを促進し、利用者のつながりを強化することで、病気の早期発見につながり、医療費の削減や健康状態の改善に貢献できる可能性があります。
2024年には、女性の健康に関する情報へのアクセス拡大を目的とした2つ目のコンテンツを立ち上げました。この革新的なバーチャル体験により、閉経期の女性に健康教育と支援を提供しています。
2025年6月には、この取り組みをコロンビアへ拡大しました。コロンビアもブラジル同様、医療へのアクセスに関する課題を抱えており、アステラスはE-cityを通じて、同国の医療リテラシー向上に貢献できると考えています。
今後もこの仮想現実空間を活用し、ヘルスケア関連のさらなるアプリケーションを導入する機会を模索してまいります。
アステラスはこのAstellas Healthcare E-cityを通じて、ブラジル国民のさらなる医療リテラシーの向上に貢献できると考えています。
アステラスは、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という存在意義の下、患者さんのニーズに応える革新的な医療ソリューションを届けています。人々の健康に貢献するためには、地域社会と関わり合いながら解決すべき社会課題も多く存在します。私たちが培った経験やスキルに加え、私たちの考えに共感いただける外部のステークホルダーとの協働によりペイシェントジャーニー(予防、診断、治療及び予後管理を含む医療シーン)全体に目を向け、患者さんに「価値」を届けていきます。
株式会社CNC*¹とアステラスの協働プロジェクト:Project Commune(プロジェクト・コミューン)
アステラスは、保健医療へのアクセスを最重要課題と捉え、課題解決に向けた活動の一環として、メキシコ、ドミニカ共和国、ペルーおよびマレーシアで外部パートナーの活動を支援しながら保健医療システムの強化に取り組んでいます。株式会社CNCとの協働プロジェクト“Project Commune”では、コミュニティナース*²と共に地域社会とのつながりを通じて、社会的な健康*³や精神的な健康にも取り組みます。これらの活動を通じて、人々の総合的な健康に貢献していきます。
活動方針
Project Communeでは、地域住民のための健康に関連する取り組みを実施します。また、世界中で活動しているコミュニティナースの活動を支援します。
解決すべき社会課題
GOODおせっかいAWARD 2024の開催(2024年12月14日、奈良市にて開催予定)
昨年度に引き続き、全国の「GOODおせっかい*1」の実践家が集い、讃え合う祭典を株式会社CNC、ロート製薬株式会社とともに実施します。GOODおせっかいストーリーを2024年9月30日まで募集しています。
詳細は、 こちらをご覧ください。
*1株式会社CNCはこの取り組みでGOODおせっかいを次のように定義しています「おせっかいを焼く相手の本当の願いや思いに迫り、相手のことを信じて後押しすること」「GOODおせっかいによって、おせっかいを焼いた相手や周りの人、おせっかいした本人の人生が輝いたもの」「GOODおせっかいが生まれたことで、おせっかいに触れた人々の心が躍り、火がつき、自分なりのアクションが生まれたもの」
*1コミュニティナース:コミュニティナーシング」という看護の実践からヒントを得て株式会社CNCが独自に提唱・普及してきたコンセプトです。詳細はこちらをご覧ください
*2株式会社 CNCはこの取り組みでGOOD おせっかいを次のように定義しています「おせっかいを焼く相手の本当の願いや思いに迫り、相手のことを信じて後押しすること」「GOOD おせっかいによって、おせっかいを焼いた相手や周りの人、おせっかいした本人の人生が輝いたもの」「GOOD おせっかいが生まれたことで、おせっかいに触れた人々の心が躍り、火がつき、自分なりのアクションが生まれたもの」
*3アウトカムリサーチ:コミュニティナーシングを実装することで、社会に及ぼす影響を評価する研究
アステラスは、「医療のエコ活動」に対するアドボカシー活動を通じて革新的な新薬を患者さんへ届ける環境づくりに貢献することを目指しています。
これより先は、アステラス製薬のウェブサイトではなく、外部サイトになります。アステラスは外部サイトのコンテンツやサービスについて一切責任を負いません。
外部サイトへ移動しますか?