環境会計と算定方法

アステラスの社員がタブレット端末を使用し、環境保全に関する投資額と費用を計算しています。
アステラスの社員がタブレット端末を使用し、環境保全に関する投資額と費用を計算しています。

環境会計

アステラスでは、環境省の「環境会計ガイドライン」を参考にし、日本の事業所を対象に環境保全コスト(投資額、費用額)やそれに伴う効果を算出しています。

2024年度の環境保全コストは、投資額として256百万円、費用額(減価償却費を含む)として2,443百万円でした。公害防止に関する主な投資には、排水処理施設の整備などがあります。地球環境保全に関する投資では、研究拠点での空調設備更新がありました。環境保全に伴う経済効果は、廃有機溶媒、廃金属などの売却や廃棄物処理費用削減などにより、合計2.5百万円となりました。なお、高濃度PCBは全て処理を完了しました。

(Unit: ¥ million)



分類
2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
投資額 費用額 投資額 費用額 投資額 費用額 投資額 費用額 投資額 費用額
公害防止 519 362 261 449 367 398 689 542 70 558
地球環境保全 246 237 353 256 380 321 2,449 187 146 186
資源循環 0 293 0 300 17 323 16 276 5 359
上・下流コスト 0 12 0 12 0 12 0 13 0 6
管理活動コスト 0 226 0 223 0 207 0 201 0 237
研究開発コスト 18 19 10 17 9 25 50 26 35 57
社会活動コスト 0 3 0 3 0 2 0 2 0 7
環境損傷コスト 0 251 0 251 0 253 0 253 0 2
合計 782 1,401 624 1,511 773 1,541 3,203 1,500 256 1,412







分類
環境保全コスト(百万円)


投資額
費用額
費用額合計 費用額 減価償却費
事業エリア内コスト 221 2,108 1,103 1,005
内訳 公害防止 大気汚染防止 37 360 305 54
水質汚濁防止 33 380 232 148
土壌汚染防止 0 68 6 62
騒音・悪臭・振動防止 0 8 6 2
その他 0 9 9 0
小計 70 824 558 266
地球環境保全 地球温暖化防止 45 243 44 198
オゾン層破壊防止 101 655 128 527
化学物質管理 0 14 13 1
その他 0 6 1 5
小計 146 918 186 732
資源循環 廃棄物有効利用 0 237 237 0
節水 0 0 0 0
廃棄物処理 5 97 93 4
その他 0 32 29 3
小計 5 366 359 7
上・下流コスト 0 6 6 0
管理活動コスト 0 237 237 0
研究開発コスト 35 84 57 27
社会活動コスト 0 7 7 0
環境損傷コスト 0 2 2 0
合計 256 2,443 1,412 1,032
環境損傷コストを除く環境保全コストの合計 256 2,441 1,409 1,032

取り組み 環境保全に伴う経済効果*
省エネルギーによる費用削減など 0.4百万円
汚泥の乾燥、廃液の自社焼却による外部委託量の削減など 0.1百万円
溶媒の再利用による資源節約、燃料化による燃料削減など 0百万円
廃溶媒などの売却 2百万円
合計 2.5百万円

* 定量的に把握できたもののみ算出しました。

報告対象、算定方法など