汚染防止、水、生物多様性とサーキュラーエコノミー

アステラスの社員がタブレット端末を使用し、環境保全に関する投資額と費用を計算しています。
アステラスの社員がタブレット端末を使用し、環境保全に関する投資額と費用を計算しています。

汚染予防に向けた取り組み

地球に触れる手で、アステラスが地球環境の汚染を防ぐ活動をどのように促進しているかを示しています。

アステラスでは、地球環境汚染予防活動を推進しています。大気・水質における主要な環境管理項目について、法規制や協定値よりも厳しい自主管理値を設定し管理しています。また、化学物質の大気排出量の自主的な削減活動を推進しています。

VOC排出量の削減

アステラスは、生産や研究で使用する溶媒類に起因するVOC排出量の排出削減に取り組んでいます。また、化学物質による環境汚染、労働災害、健康被害を未然に防止する手段として、リスクの高い化学物質を使用しない製造方法の開発など、社員や地域社会、さらには地球環境への影響を可能な限り少なくする努力を継続しています。

NOx排出量の削減

水資源は事業活動を支える重要な基盤であり、その安定的かつ効率的な利用は事業継続性の確保に直結します。水使用量の削減は、コスト低減や操業リスクの低減に加え、水ストレスへの対応を通じて持続可能な成長を支えます。アステラスは水資源の有効活用を重要課題と捉え、環境負荷低減と中長期的な企業価値向上に取り組んでいます。

環境行動計画(省資源対策)
水資源生産性を2025年度末までに、2016年度実績から20%程度向上する。

対象:国内外の生産拠点、研究拠点

指標:売上収益(十億円)/水資源投入量(千m³)

水資源の有効利用

水のリサイクルおよび使用量削減の取り組み

アステラスの操業では、上水・工業用水および地下水から取水した水のみを利用しています。操業で使用した水は排水基準に応じて処理をし、水環境へ戻しています。また、プロセス排水の最小化などを行いながら、継続して水使用量削減に取り組んでいます。

リスクの評価

アステラスの研究・生産活動では水の利用が欠かせません。各事業所では水の利用に必要な許可を行政から取得し、認められた排水基準を満足するよう処理をしたうえで排水しています。

 

また、アステラスでは、World Resources Instituteが提供するAqueduct を用いて、工場などを置く操業地域固有の水リスクを分析しています。

 

現在、グローバルでの活動において枯渇が懸念される地域での水利用はありません。しかし将来、気候変動などの環境変化で水リスクが顕在化する可能性もあることから、リスク分析を行いつつ、できるだけ水への依存の程度を小さくしておくことが事業継続にも有利であると考えています。

生物多様性への取り組み

子供たちが風力発電装置を見つめており、アステラスがエネルギー消費を削減するという目標を示しています。

アステラスは、生物の多様なつながりがもたらす恩恵に感謝し、すべての事業領域で事業活動が生態系に及ぼす影響を把握し、その低減に努めることにより、生物多様性の維持・保全に積極的に貢献します。また、生物多様性が維持・保全され、生態系からの恵みを持続可能な状態で利用できる自然と共生した社会づくりに貢献します。経団連の「生物多様性宣言」に賛同し、経団連自然保護基金に寄付を行っています。

2026年3月に、焼津事業場のビオトープ保全計画およびつくば事業場の緑地保全計画が、地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」として認定されました。これらの取り組みは、COP15で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」における30by30目標に沿うものであり、OECM(Other Effective Area-based Conservation Measures)として国際データベースへの登録も見込まれています。

  • 気候変動対策、環境汚染対策、資源循環などの取り組みを進め、生物多様性に与える総合的な環境負荷の低減に努めます。
  • 環境負荷の低減、資源消費量の最小化など、生態系に及ぼす影響を可能な限り低減するための技術開発に努めます。
  • 遺伝資源の利用にあたっては、国際的なルールや原産国のルールと整合した適切な取扱いを検討し進めます。
  • 生物多様性への取り組みをさらに広げ、自然と共生した持続可能な社会づくりを目指して、国、地域、国境を越えた関係者との連携、社会とのコミュニケーションに努めます。
  • 健全な生態系がもたらす恵みに感謝するとともに、企業活動と生物多様性の調和の大切さを常に考え行動できる企業風土の醸成に努めます。
アステラスが持続可能な社会の構築に重点を置いていることに関連した戦略を示す図式です。

持続可能な社会の構築に焦点を当てたアステラスの戦略を示す図式です。

生物多様性指数を2025年度までに、2005年度の4倍に向上させる(グローバル)

生物多様性指数の推移

(Unit: MWh)

生物多様性指数の推移

生物多様性負荷指数と売上収益の推移

(Unit: MWh)

生物多様性負荷指数と売上収益の推移

資源循環に向けた取り組み

リサイクルの標識を作る作業員のイラストで、アステラスのリサイクル志向の社会への貢献を象徴しています。

持続可能な資源の利用は事業活動を継続する上での必須要件であり、循環型社会の構築に向けて積極的に参画していく必要があると認識しています。循環型社会に貢献する取り組みとして、廃棄物の循環利用(再使用、再生利用、熱回収)に環境行動計画を定め活動を推進しています。

環境行動計画(廃棄物管理)

廃棄物発生量原単位を2025年度末までに、2016年度実績から10%程度改善する。

対象:国内外の生産拠点、研究拠点

指標:廃棄物発生量(トン)/売上収益(十億円)

廃棄物管理

バリューチェーンでの廃棄物管理

研究所や工場で発生する有害廃棄物による環境汚染や、廃棄物の不法投棄を防止することも廃棄物管理では重要です。これらを防止するために適切な処分方法を検討するとともに、委託先での処理が適切に行われていることを定期的な現地調査により確認しています。

高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物の処理

アステラスでは、保管していた高濃度PCB含有機器などの無害化処理を計画的に行い、2023年度中にすべてのPCB廃棄物の処理を完了しました。

製品が環境へ及ぼす影響と対応

アステラスの社員がデジタル地球儀の周りに集まり、持続可能な社会の構築に会社の焦点があることを示しています。

温室効果ガス

アステラスではハイドロフルオロカーボン(HFC)を充填剤に使用している製品はありません。

アステラスでは各種製品にプラスチックを使用しているほか、事業活動で発生するプラスチック廃棄物の取り扱いを環境課題として認識し、プラスチックの資源循環に努めています。日本では、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が2022年4月に施行されました。2025年度に日本国内で排出されたプラスチック廃棄物は238トンでした。プラスチック資源の利用の抑制やリサイクル率の向上などを通じ、日本国内で発生するプラスチック廃棄物発生量を250トン未満にする取り組みを進めています。

プラスチックのリサイクル量の情報開示