
アステラス行動基準には、「私たちは持続可能な企業活動を行い、環境負荷を最小限に抑えるよう努め、気候変動や資源循環等の地球規模の課題にも取り組みます」とあります。アステラスが持続的に成長し続けるためには、地域の環境に影響を及ぼす課題を意識し、エネルギー効率、気候変動、環境汚染、廃棄物処理、生物多様性などの要素を企業活動の中心とする必要があります。事業環境や社会環境の変化を敏感に捉えながら、改善を継続し、持続可能な社会の構築に貢献していきます。
アステラスは、環境関連要因に対する当社の対応について、情報の透明性を追求しています。エネルギー使用量の状況や気候変動対策、資源の有効活用、環境汚染の防止など、積極的に情報開示を行っています。また、アステラスは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同し、提言に基づく情報開示を行っています。
第三者による独立保証の対象についてはESGデータページの中で☑で表示しています 。
表示桁数未満を四捨五入して表示しているため、表記数値での合計や比率の計算結果と合わない場合があります。
私たちは、生命と自然の輝きに彩られた地球を守ります。アステラスは、企業価値の持続的向上を使命とし、企業価値向上のため、患者さん、株主、社員、環境・社会など、すべてのステークホルダーから選ばれ、信頼されることを目指しています。環境ページおよび社員のページ(安全衛生)では、EHSを通した企業価値の持続的向上のための取り組みについて情報開示を行います。
アステラスは、事業活動を通じて社会の持続可能性に貢献することを重要な経営課題の一つとして位置付けています。なかでも気候変動への対応については、パリ協定の1.5℃目標に整合した取り組みを推進しており、2023年には2030年までに温室効果ガス(GHG)スコープ1およびスコープ2排出量を削減する目標を設定するとともに、2050年までにネットゼロを達成する方針を公表しました。
2025年度においては、ダブリンおよび瀋陽の両工場における太陽光発電設備の導入・増設に加え、焼津事業場および富山事業場において、コーポレートPPAを活用したオフサイト再生可能エネルギー電力の利用を開始しました。これらの取り組みにより、スコープ1および2排出量の削減は、2030年目標の達成に向けて順調に進捗しています。
一方で、バリューチェーン全体における排出量であるスコープ3については、引き続き重要な課題であると認識しています。2025年度には、ビジネスパートナーから直接取得した排出量データ(プライマリーデータ)をスコープ3算定に活用するための検討を進めるとともに、パートナー企業の再生可能エネルギー活用を促進する国際的な取り組みであるEnergizeプログラムへの参画を開始しました。
生物多様性の分野においては、2025年度に焼津事業場のビオトープ保全計画およびつくば事業場の緑地保全計画が、地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」として認定されました。これらの取り組みは、COP15で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」における30by30目標に沿うものであり、OECM(Other Effective Area-based Conservation Measures)として国際データベースに登録されています。
なお、これまで発行してきたPDF版のEHSレポートについては、2026年よりESGレポートとして刷新し、当社のサステナビリティに関する取り組みをより包括的に開示しています。アステラスは今後も、国際的な開示動向やステークホルダーの期待を踏まえながら、サステナビリティ情報の透明性および信頼性の向上に継続的に取り組んでまいります。
アステラスでは研究・生産・営業・流通全般を通して、下記のように環境とかかわっています。
| INPUT | OUTPUT | ||
|---|---|---|---|
| エネルギー*1 | GHG排出*1 | ||
購入電力量 | 190,088 MWh うち再エネ由来分 113,024 MWh | スコープ1*4 | 43,743 t-CO2 |
| スコープ2 | 37,171 t-CO2 | ||
| 大気汚染物質*5 | |||
気体燃料 | 191,295 MWh | NOx排出量 | 14 トン |
| VOC排出量 | 21 トン | ||
| 液体燃料 | 44,338 MWh | 排水量、水質汚濁物質 | |
| 購入熱 | 8,525 MWh | 排水量*2 | 6,011 千m3 |
| 再生可能エネルギー | 16,019 MWh | BOD負荷量*5 | 6 トン |
| 資源 | COD負荷量*5 | 18 トン | |
| 水使用量*2 | 6,327 千m3 *2 | 廃棄物 | |
原材料および消耗品*3 | 4,253トン | 発生量*6 | 11,299トン |
| 最終処分量*7 | 75トン | ||
*1 アステラスの全事業拠点
*2 グローバルの生産拠点、研究拠点。(なお、海外の研究拠点およびUSの生産拠点の排水量は、取水量と同値としています。)
*3 日本の生産拠点で商用生産のために購入したもので、重量あるいは体積ベースで把握可能なもの。消耗品は、商用生産プロセスで使用されるものを対象としています。
*4 エネルギー起源CO2以外の温室効果ガス排出量は含まれていません。グローバルの生産拠点および日本の研究拠点から排出されたフロン類のCO2換算量は518 t-CO2eでした。
*5 日本の生産拠点、研究拠点。
*6 日本の全事業拠点および海外の生産拠点、研究拠点。
*7 日本の生産拠点、研究拠点、物流拠点
(単位:t-CO2e)
| 上流のスコープ3排出量 | 下流のスコープ3排出量 | ||
|---|---|---|---|
| 1. 購入した製品・サービス | 957,768 | 9. 輸送、配送(上流) | 15,928 |
| 2. 資本財 | 81,671 | 10. 販売した製品の加工 | 算定対象外 |
| 3. スコープ1、2に含まれない燃料 及びエネルギー関連活動 | 23,634 | 11. 販売した製品の使用 | 算定対象外 |
| 4. 輸送、配送(上流) | 12,571 | 12. 販売した製品の廃棄 | 210 |
| 5. 事業から出る廃棄物 | 777 | 13. リース資産(下流) | 1,660 |
| 6. 出張(飛行機利用分 | 27,750 | 14. フランチャイズ | 算定対象外 |
| 7. 雇用者の通勤 | 1,888 | 15. 投資 | 算定対象外 |
| 8. リース資産(上流) | 算定対象外 | ||
アステラスの活動に伴うGHG排出は、グローバルで1205千トンとなりました。
PDF版のEHSレポートについては、2026年よりESGレポートとして刷新しました。ESGレポートのウェブページを参照ください。
2025年度以前の環境・安全衛生情報は、以下のEHS報告書からご覧いただけます。
EHS 報告書アーカイブ
環境報告書アーカイブ
CSR 報告書アーカイブ