イムノオンコロジー

私たちの研究活動

イムノオンコロジーは、つくばと米国ケンブリッジの研究拠点で、Primary Focus「がん免疫」*における革新的なプログラム推進の中心的役割を担っています。バイオベンチャーになぞらえた機動的な組織体制のもと、薬理、化学、抗体工学、薬物動態学、安全性といった多様な背景を持つ研究者が集まり、革新的ながん治療薬の創出に取り組んでいます。さらに、社内の幅広い部門との連携を深めるとともに、外部パートナーと強固なネットワークを構築し、患者さんの価値へとつながる「コ・クリエーション(共創・協創)」を強力に推進しています。

*Primary Focus「がん免疫」についてはこちらのページをご覧ください。
 

アプローチ

がん免疫サイクルの複数のステップを同時に刺激することを可能とする、多機能モダリティプラットフォームの開発に注力しています(図1)。がん免疫分野で世界をリードする研究機関や企業との戦略的な提携を積極的に行い、強固で競争力のあるがん免疫のパイプラインを構築しています(図2)。また、アステラスグループ内でがん領域の細胞医療をリードするザイフォス(Xyphos、米国サンフランシスコ)や、がんトランスレーショナル研究チーム(米国ケンブリッジ)との連携を強化し、がん微小環境に関する深い理解に基づく、次世代のがん免疫治療薬研究にも取り組んでいます。

図1 がん免疫サイクルとイムノオンコロジーの創薬プログラム

がん免疫サイクルとイムノオンコロジーの創薬プログラム

*私たちが注力している研究プログラム
がん免疫サイクルの出典: Chen DS & Mellman I. Immunity. 2013;39(1):1-10 and Demalia O. et al. Nature. 2019;574(7776):45-56.
aAVC:人工アジュバントベクター細胞、GITR:Glucocorticoid-induced TNFR-related protein、NRP1:Neuropilin-1


図2 がん免疫 研究開発パイプライン

 がん免疫 研究開発パイプライン

*私たちが注力している研究プログラム
GITR:Glucocorticoid-induced TNFR-related protein、IL:インターロイキン、aAVC:人工アジュバントベクター細胞、
CAR:キメラ抗原受容体、TCR:T細胞受容体、HiT:HLA(ヒト白血球抗原)非依存TCR、NK:ナチュラルキラー


チーム

リーダー

博士(生命科学) 吉田 卓

部門長

博士(生命科学)
吉田 卓

博士課程修了後、国内大手製薬会社にて、抗がん剤の創薬研究に従事。2010年から2年間、米国ダナファーバー癌研究所客員。2015年に入社後、がん免疫領域において、複数の自社創薬プロジェクトや、理化学研究所、Xencor社、CytomX社、Kalivir社といった国内外の外部パートナーとの提携活動をリード。2018年より、がん研究室室長。2021年10月より現職。
 

発表論文

IL-7 coupled with IL-12 increases intratumoral T cell clonality, leading to complete regression of non-immunogenic tumors.
Tasaki M, Yamashita M, Arai Y, Nakamura T, Nakao S.
 Cancer Immunol Immunother. 2021 Dec;70(12):3557-3571. doi: 10.1007/s00262-021-02947-y. Epub 2021 Apr 28. PMID: 33909103

Characterization of ASP8374, a fully-human, antagonistic anti-TIGIT monoclonal antibody.  
Shirasuna K, Koelsch G, Seidel-Dugan C, Salmeron A, Steiner P, Winston WM, Brodkin HR, Nirschl CJ, Abbott S, Kinugasa F, Sugahara S, Ohori M, Takeuchi M, Hicklin DJ, Yoshida T.
 Cancer Treat Res Commun. 2021;28:100433. doi: 10.1016/j.ctarc.2021.100433. Epub 2021 Jul 11. PMID: 34273876

Intratumoral expression of IL-7 and IL-12 using an oncolytic virus increases systemic sensitivity to immune checkpoint blockade
Nakao S, Arai Y, Tasaki M, Yamashita M, Murakami R, Kawase T, Amino N, Nakatake M, Kurosaki H, Mori M, Takeuchi M, Nakamura T.
 Sci Transl Med. 2020 Jan 15;12(526):eaax7992. doi: 10.1126/scitranslmed.aax7992.
PMID: 31941828
 

プレスリリース

アステラス製薬とCytomX社 がん治療を対象とした二重特異性T細胞誘導抗体の 共同研究開発、商業化に関する提携
https://www.astellas.com/jp/news/22276

アステラス製薬とKaliVir Immunotherapeutics 全身投与型腫瘍溶解性ウイルス「VET2-L2」の共同研究開発および商業化に関する全世界における独占的ライセンス契約を締結
https://www.astellas.com/jp/news/16246

 

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