アジェンシス社の抗体-薬物複合体(ADC)開発プログラムは継続
アステラス製薬株式会社(本社:東京、以下「アステラス製薬」)は、連結子会社であるア ジェンシス社(英名:Agensys, Inc.、米国カリフォルニア州サンタモニカ)の研究活動を終了 することとなりましたので、お知らせします。抗体-薬物複合体(ADC)研究への投資を縮小 し、新技術や新治療手段への投資を拡大することで、がん領域戦略を更に発展させていき ます。
アステラス製薬の研究本部長である内田渡は、次のように述べています。「アジェンシス 社は、がん患者さんに革新的な治療法をお届けするという私達の目標にとって非常に有益 でした。研究チームは、臨床で薬効が確認された ADC や抗体関連技術を創製し、それら は当社のがんパイプラインをより強固なものにしてきました。一方で、私たちの研究領域は 進化し、最先端の治療選択肢へと展開してきました。高いアンメットメディカルニーズを一層 充足し、様々なタイプのがんと闘う患者さんにより多くの革新的なベネフィットを提供できる ことを期待しています。」
がん治療は常に進化しており、当社が新たながん治療法の開発に成功し続けるためにも、 研究領域を進化させる必要があります。また、当社は、経営資源配分および研究ケイパビ リティを最適化するため、オペレーションや投資プログラムを常に見直しています。
Seattle Genetic 社との提携を含む、現在アジェンシス社で進んでいる ADC プログラムに 関する主要な臨床試験および提携は継続します。
アジェンシス社研究活動の終了作業は 2018 年の第 1 四半期に完了する予定です。
なお、本件によるアステラス製薬の通期(2018 年 3 月期)連結業績への影響は現在精査 中です。
以上
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