アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:岡村 直樹、以下「アステラス製薬」)は、2025年4月1日付けで経営体制の変更を行います。

1.経営体制の変更について
 アステラス製薬は、患者さんの「価値」を創造し、届けることを目指しています。患者さんを中心に考え、研究の初期段階から上市に至るまでの創薬活動を一気通貫で迅速かつ効率的に推進するため、2025年4月1日付で経営体制を変更し、以下の通りトップマネジメントのポジションの新設と人事異動を行います。

■  研究開発担当(CRDO)の新設と就任
 イノベーションの原動力として、研究、開発およびPrimary Focusリードの部門を統合し、アステラス製薬から次世代の画期的な新薬を提供することを目指します。2025年4月1日付でこれらの部門を管掌する研究開発担当(CRDO:Chief Research & Development Officer)を新設し、現メディカル担当(CMO:Chief Medical Officer)の谷口 忠明が就任します。

■  販売統括&メディカルアフェアーズ担当(CCMAO)の新設と就任
 製薬業界をリードするカスタマーエンゲージメントを構築すべく、現在のコマーシャル部門とメディカルアフェアーズ部門のそれぞれの機能の独立性を維持しながら統合します。2025年4月1日付でこれらの部門を管掌する販売統括&メディカルアフェアーズ担当(CCMAO:Chief Commercial & Medical Affairs Officer)を新設し、現販売統括担当(CCO:Chief Commercial Officer)のClaus Zielerが就任します。

 今回の経営体制変更により、メディカル担当(CMO)、販売統括担当(CCO)、および研究担当(CScO:Chief Scientific Officer)の役割を廃止します。現研究担当(CScO)の志鷹 義嗣は3月31日付で退任します。

■  製薬技術担当(CMfgO)の就任
 2025年4月1日付で、製薬技術担当(CMfgO:Chief Manufacturing Officer)にRao V. Mantriが就任します。同氏は2025年2月3日付でアステラスに入社しました。グローバル製薬企業において、製品開発、製造、供給の各分野で、イノベーション創出に注力し、マネジメントにも携わるなど、豊富な経験を有しています。なお、現製薬技術担当(CMfgO)の嶋 秀樹は、2025年3月31日付で退任します。

■  法務・コンプライアンス担当(GC & CECO)の新設と就任
 法務・知的財産、品質保証およびエシックス&コンプライアンスを、重要なリスク管理機能として一つのトップマネジメントポジションに集約します。2025年4月1日付で法務・コンプライアンス担当(GC & CECO:General Counsel and Chief Ethics & Compliance Officer)を新設し、Tatjana Dragovicが就任します。同氏は2007年にアステラスに入社して以来、法務およびエシックス&コンプライアンスの主導的役割を担ってきました。なお、現法務担当(GC)のCatherine Levittは、2025年3月31日付で退任します。

■  トップマネジメント体制(2025年4月1日付)

氏名職位
岡村 直樹代表取締役社長CEO
杉田 勝好代表取締役副社長 人事担当(CPO)
谷口 忠明研究開発担当(CRDO)
Rao Mantri製薬技術担当(CMfgO)
Claus Zieler販売統括&メディカルアフェアーズ担当(CCMAO)
Adam Pearson経営戦略担当(CStO)
Nick Eshkenaziデジタル&変革担当(CDTO)
北村 淳財務担当(CFO)
Tatjana Dragovic法務・コンプライアンス担当(GC & CECO)


CEO:Chief Executive Officer, CRDO:Chief Research & Development Officer,
CMfgO:Chief Manufacturing Officer, CCMAO:Chief Commercial & Medical Affairs Officer, 
CStO:Chief Strategy Officer, CDTO:Chief Digital & Transformation Officer, CFO:Chief Financial Officer, 
CPO:Chief People Officer, GC & CECO:General Counsel and Chief Ethics & Compliance Officer,
CMO:Chief Medical Officer, CCO :Chief Commercial Officer, CScO:Chief Scientific Officer

2.担当役員制度の改定について
 2025年4月1日付で、アステラス製薬の「担当役員制度」で使用していた役位(専務、常務等)を廃止し、担当役員のみに統一します。

以上

アステラス製薬株式会社について
アステラス製薬は、科学の進歩を患者さんの「価値」に変えることを目指すグローバルライフサイエンス企業です。私たちは、がんや、眼科・泌尿器疾患、免疫、ウィメンズヘルスなどの多様な領域において、革新的な治療法を提供しています。研究開発プログラムを通じて、アンメットメディカルニーズの高い疾患領域において新たなヘルスケアソリューションを開拓しています。
アステラス製薬の詳細については、www.astellas.comをご覧ください。

注意事項
このプレスリリースに記載されている現在の計画、予想、戦略、想定に関する記述およびその他の過去の事実ではない記述は、アステラス製薬の業績等に関する将来の見通しです。これらの記述は経営陣の現在入手可能な情報に基づく見積りや想定によるものであり、既知および未知のリスクと不確実な要素を含んでいます。さまざまな要因によって、これら将来の見通しは実際の結果と大きく異なる可能性があります。その要因としては、(i)医薬品市場における事業環境の変化および関係法規制の改正、(ii)為替レートの変動、(iii)新製品発売の遅延、(iv)新製品および既存品の販売活動において期待した成果を得られない可能性、(v)競争力のある新薬を継続的に生み出すことができない可能性、(vi)第三者による知的財産の侵害等がありますが、これらに限定されるものではありません。また、このプレスリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的としているものではありません。

(ご参考)

■新任 製薬技術担当(CMfgO)の略歴

氏 名  Rao V. Mantri

2025年2月  Astellas(現職)
2022年6月  Senior Vice President, Product Development, Bristol Myers Squibb
2021年9月  Vice President, Global Supply Chain, Bristol Myers Squibb
2019年11月   Head & Vice President, Drug Product Development,
         Bristol Myers Squibb
2019年6月  Co-Lead, Oncology Product Design & Delivery Development Team,
         Bristol Myers Squibb
2016年6月  Executive Director, Parenteral Science & Technology,
         Bristol Myers Squibb
2012年8月  Director, Materials Science & Engineering, Bristol Myers Squibb
2010年1月  Associate Director, Aseptic Technology, Bristol Myers Squibb
2000年5月  Scientist roles with increasing responsibility, Biopharmaceutics R&D,
         Bristol Myers Squibb
 

■新任 法務・コンプライアンス担当(GC & CECO)の略歴

氏 名  Tatjana Dragovic

2018年5月  Head, Ethics & Compliance, Astellas(現職)
2014年6月  Vice President, Ethics & Compliance, Astellas 
2013年2月  Associate General Counsel, US, Astellas
2009年11月   Assistant General Counsel, US, Astellas
2007年7月  Senior Corporate Counsel, US, Astellas
2000年8月  Associate Sidley Austin Brown & Wood LLP

 

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