アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:岡村 直樹、以下「アステラス製薬」)は、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下「GHIT Fund (Global Health Innovative Technology Fund)」)の活動の第三期に対し、資金拠出を行うことを決定しました。アステラス製薬を含むGHIT Fundの資金拠出パートナーによる第三期へのコミットメントは、2億米ドル以上の規模となる見込みです。なお、アステラス製薬はGHIT Fund発足時から3期連続で資金拠出をしています。

 GHIT Fundは、結核、マラリア、顧みられない熱帯病*1などの、特に貧困国の人々を苦しめる感染症の制圧を目指して、日本の技術、知見、イノベーションを用いた治療薬、ワクチン、診断薬の開発を目的として2013年に設立されました。日本政府(外務省、厚生労働省)、民間企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、英国の財団であるウェルカム、国連開発計画が参画するグローバルヘルスの製品開発に特化した日本初の国際的な官民ファンドです。

 GHIT Fundは、この10年間で約115件のプロジェクトに対して、約291億円の投資を行っています。官民連携の仕組み作り、日本の創薬技術・イノベーションを生かした研究開発、診断薬開発への投資など、直接的かつ効果的な活動を行ってきました。

 アステラス製薬の代表取締役社長CEOである岡村 直樹は、「アステラス製薬は、第一期から参画しているGHIT Fundを通じて保健医療へのアクセス(Access to Health:ATH)課題の解決に取り組むとともに、GHIT Fundが資金提供している小児用プラジカンテル・コンソーシアム*2に参画しています。コンソーシアムでは、就学前児童に対する新たな住血吸虫症小児用治療オプションの開発を目指しており、当社独自の製剤技術やノウハウをコンソーシアムへ提供し、本開発に貢献しています。さらにアステラス製薬は2017年よりパートナーと共にマラリアに対する新規治療薬の研究を支援しATH課題解決に取り組んでいます」と述べています。

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