アステラス製薬株式会社(本社:東京)は、2022年度第4四半期において減損損失約580億円をその他の費用に計上する見込みとなりました。これに伴い2023年2月6日に公表した通期業績予想を修正します。

1.    無形資産の減損損失の計上について(金額は見込み)

  • 日本および欧州で販売している腎性貧血治療薬エベレンゾ®について、各国での販売状況を勘案して将来計画の見直しを行った結果、エベレンゾ®に関する無形資産の減損損失約450億円を計上します。
  • 感音難聴患者を対象として開発を進めていたFX-322の開発中止を決定しました。これに伴い、FX-322に関する無形資産の減損損失86億円を計上します。
  • Adaptimmune Therapeutics plc. との多能性幹細胞由来の他家T細胞医療製品の共同開発・商業化に関する契約を解約しました。これに伴い、当該契約に関する無形資産の減損損失46億円を計上します。

2.    通期業績予想の修正について

 上記1記載の通り、無形資産の減損損失を計上することから、通期(2023年3月期)連結業績予想を以下のとおり修正します。なお、コアベースの連結業績予想および配当予想に変更はありません。

<フルベース>

(単位:百万円)

  売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益 親会社の
所有者に帰属
する当期利益
基本的1株
当たり
当期利益
前回予想(A) 1,529,000 195,000 193,000 150,000 150,000 82.10円
今回予想(B) 1,529,000 137,000 135,000 105,000 105,000 57.47円
増減額(B-A) 0.0 △58,000 △58,000 △45,000 △45,000 △24.63円
増減率(%) 0.0 △29.7 △30.1 △30.0 △30.0 △30.0
前期実績
(2021年度)
1,296,163 155,686 156,886 124,086 124,086 67.08円

 

以上
 

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