- 前立腺特異抗原(PSA)増悪までの期間を有意に延長 -

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)は、本日、経口アンドロゲン受容体阻害剤であるXTANDI®(製品名、一般名:エンザルタミド)+アンドロゲン除去療法(ADT)群(エンザルタミド群)と、プラセボ+ADT群(プラセボ群)とを比較する、転移性ホルモン感受性前立腺がん(Hormone-Sensitive Prostate Cancer: HSPC)患者を対象とした第III相China ARCHES試験において、良好な結果が得られたことをお知らせします。

 本試験では、前立腺特異抗原(Prostate Specific Antigen: PSA)増悪までの期間(Time To PSA Progression: TTPP)において統計学的に有意な改善を示し、主要評価項目を達成しました。また、副次評価項目についても達成し、画像診断による無増悪生存期間(radiographic Progression-Free Survival: rPFS)においては、エンザルタミド群はプラセボ群と比較して病勢進行の著しいリスク低下が認められ、PSAが検出されない患者の割合を増加させることが示されました。エンザルタミド群の安全性は、薬剤の既知の安全性プロファイルとほぼ一致していました。詳細な結果については、今後、論文投稿をする予定です。

 本試験のデータは、規制当局への申請をサポートする可能性があるため、中国国家薬品監督管理局(NMPA)に共有されます。

 中国では前立腺がんの発生が増えています。アステラス製薬は、新たな治療選択肢を提供することでアンメットメディカルニーズの高い前立腺がん治療に一層の貢献をしていきます。

 本件による通期(2023年3月期)連結業績予想への影響はありません。

以上

 

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