国立大学法人 東京大学(所在地:東京都文京区、総長:藤井 輝夫、以下「東京大学」)とアステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)は、革新的な新薬や医療ソリューションの創出を目指し連携協力する戦略的パートナーシップ(Astellas Alliance Acceleration Program: AAAP)第2期を、本日4月25日より始動させます。
東京大学とアステラス製薬は、2020年9月から2022年3月をAAAP第1期として、東京大学内のライフサイエンス連携研究教育拠点およびセンター・オブ・イノベーション 「自分で守る健康社会拠点」を拠点に、連携協力体制を構築してきました。この連携により、これら2拠点に所属する医学・薬学分野を中心とする研究者とアステラス製薬の創薬研究者らが、自由闊達な議論ができる環境が整えられ、複数の共同研究を生み出してまいりました。
本日から始動する第2期では、上記2拠点から全学に連携対象を拡大し、共同研究探索ならびに計画立案に携わる専属のプロジェクトマネージャーを東京大学内に配置します。この発展的取組みによって、東京大学における最先端の科学研究力と、アステラス製薬の創薬に関する知見がさらに深く融合し、研究プロジェクトが創出される仕組みの拡大・強化につながることが期待されます。
東京大学のAAAP運営委員会メンバーである薬学系研究科・教授 一條 秀憲は「AAAP第1期の経験を踏まえて全学に拡大した第2期の契約締結を嬉しく思います。東京大学の生命科学研究の強みを、これまで以上に生かし、画期的な創薬研究につなげられることを期待しています」と述べています。また、同じくAAAP運営委員会メンバーである工学系研究科/医学系研究科・教授 鄭 雄一は「AAAP第2期のさらなる活動に期待しています。第2期では東京大学のスケールメリットを生かし、例えば工学系と生命科学系といった異分野融合にもより一層注力したいと考えています」と述べています。
アステラス製薬の専務担当役員 研究担当の志鷹 義嗣は、「このたびの、AAAP第2期の契約締結を嬉しく思います。第1期以上に、より広範囲かつ密な連携を取ることで共創がさらに進み、創薬研究初期から臨床までの幅広い段階に資するイノベーション創出が、一層加速することを期待しています」と述べています。
東京大学は、社会との対話と共感を通じて新たな価値創造を推進することで、人類社会の課題解決と産業発展に資する活動をおこなっています。アステラス製薬は、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という経営理念のもと、科学の進歩を患者さんの価値に変えるための革新的な医療ソリューション創出に取り組んでいます。東京大学とアステラス製薬は、相互にビジョンと課題を共有して連携を強化、イノベーションを推進してまいります。
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