- 質の高いがん治療の提供や緊急性の高い保健課題に取り組む団体を支援 - 

アステラス製薬株式会社(以下、「アステラス製薬」)は、本日、「保健医療へのアクセス(Access to Health)」の改善への取り組み拡大として、当社が事業活動を行っている国・地域において支援を必要としている患者さんのために慈善活動を行う4つの団体に寄付を行うことを発表しました。今回新たに開始した支援は、がん治療に関する2件と、眼科医療に関する1件、および顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: NTDs)に関する1件です。アステラス製薬は「経営計画2021」の戦略目標の一つにサステナビリティ向上の取り組み強化を掲げており、今回の寄付は「経営計画2021」策定後初めて実施するものです。保健医療システム強化および健康に対する知識・理解の向上に寄与することを目的としており、これらの寄付は300万人以上の人々にベネフィットをもたらすことにつながります。

今回のアステラス製薬の支援先と概要は、以下のとおりです。

  • City Cancer Challenge Foundation (シティキャンサーチャレンジ財団、C/Can):ペルーのアレキパ市において、2,500名以上の患者さんのための医療システムの基盤を強化します。450名のがん専門家への能力強化の取り組みや、教育、メンタープログラムにより、C/Canの地域における活動が、質の高いがん治療への患者さんのアクセス向上を実現させるとともに、地域主導の医療介入が地域がん治療環境に持続可能な影響を及ぼすことを目的としています。
  • National Cancer Society Malaysia(マレーシア国立がん協会)および一般社団法人アジアがんフォーラム:がん教育のためのデータベースの構築、がん予防登録ポータル、地域社会でのがんの疾患啓発のためのコミュニティ参加型セッションなど、100万人を超えるマレーシアの住民を対象としたがん対策に取り組みます。アジアがんフォーラム(日本)は、National Cancer Society Malaysiaにプロジェクト運営のためのアドバイスを提供します。
  • The Fred Hollows Foundation(フレッド・ホローズ財団):中国・安徽省の眼科医療サービスの使用機会、購入のしやすさ、患者アクセス、有効性の向上に焦点を当てた農村部での包括的な眼科医療モデルの確立と強化により、約15万人への支援と4,400人以上の医療従事者のトレーニングを行います。
  • World Vision(ワールドビジョン):数多くの顧みられない熱帯病(NTDs)が蔓延しているインド・ビハール州の250万人以上の人々のために、医療保健の体制強化と健康に対する知識・理解の向上によりNTDsを撲滅する活動を支援します。

今回の寄付は、医療システムの強化や健康に対する知識・理解の向上など、当社のサステナビリティ向上の取り組みのうち、「保健医療へのアクセス」において、設定した基準をもとに、厳格な評価プロセスを経て、2022年3月から開始される予定です。それぞれのプログラムは今後数年にわたり実施される予定です。

アステラス製薬のサステナビリティの取り組みについては、コーポレートサイトwww.astellas.com/jp/sustainability/sustainability-approachをご覧ください。

メディアからのお問い合わせ
広報
TEL: 03-3244-3201 
受付時間:月曜~木曜日 8:45~17:45、金曜日 8:45~16:00(土日・祝日・会社休日を除く)