アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)は、更年期に伴う血管運動神経症状(顔のほてり・のぼせ等のホットフラッシュや寝汗:Vasomotor Symptoms、以下「VMS」)の治療薬として開発中の選択的ニューロキニン3(NK3)受容体拮抗薬 fezolinetant(一般名、開発コード: ESN364)に関し、更年期に伴う中等度から重度のVMS患者を対象に、米国、カナダおよびヨーロッパで実施する国際共同第III相試験(SKYLIGHT1TM)について、最初の患者への投与を開始しました。

 第III相BRIGHT SKYプログラムの一部であるSKYLIGHT1TMでは、VMSの頻度および重症度を主要評価項目として1日1回(1回投与量:30 mgおよび45 mg)投与群でのfezolinetantの有効性および安全性を評価します。

 fezolinetant については、2019年3月に開催された米国内分泌学会(Endocrine Society’s Annual Meeting: ENDO)2019において後期第II相試験の結果を発表しました。本試験結果の詳細については、https://www.astellas.com/jp/ja/news/14656をご覧ください。

 更年期に伴うVMSは、世界的に40~64歳の女性の約57%で発症が報告*1されており、中でもホットフラッシュは、更年期へ移行する女性に見られる最も一般的な症状です*2
女性の日常生活や睡眠といったQOL(生活の質)に大きな影響を及ぼし、不安、神経過敏、日常生活における生産性の低下、うつ病を引き起こすことがあります*3。しかしながら現在、VMSに対処するための非ホルモン治療の選択肢は限られています。

 アステラス製薬は、更年期に伴うVMS患者さんに新たな治療選択肢を提供するため、fezolinetantの開発を進めていきます。

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