アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、経口直接的Factor Xa阻害剤ダレキサバンマレイン酸塩(一般名、開発コード:YM150、以下「ダレキサバン」)の全世界における開発中止を決定しましたので、お知らせします。

   アステラス製薬は、これまで、下肢整形外科手術施行患者等における静脈血栓塞栓症予防、心房細動患者を対象とした脳梗塞予防、急性冠症候群患者を対象とした虚血性イベント予防を目標適応症としてダレキサバンのグローバルでの開発を行ってきました。これらの第III相臨床試験以降の開発並びに商業化については、自社単独より他社との提携を優先して検討してきましたが、このたび、提携先の選定が困難であるとの判断に至りました。これを受け、本剤の競合状況、他の開発品との優先順位等を総合的に勘案した結果、ダレキサバンの全ての適応症における開発中止を決定しました。

   なお、本剤開発中止によるアステラス製薬の当期(2012年3月期)業績予想への影響はありません。

 

以 上

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