アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁)は、米国テラバンス社(本社:カリフォルニア州サウス・サンフランシスコ、CEO:Mr. Rick E Winningham)より導入した抗生物質「VIBATIVTM(一般名:テラバンシン)」について、当社の米国子会社アステラス ファーマ US, Inc.(本社:イリノイ州ディアフィールド、以下「アステラス ファーマ US」)が「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)およびメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)を含むグラム陽性菌に起因する複雑性皮膚・軟部組織感染症(cSSSI*)」を適応症として新発売しましたので、お知らせします。

  テラバンシンは、細菌の細胞壁合成を阻害するとともに細胞膜透過性の増大作用をあわせ持つ、1日1回投与の脂質化グリコペプチド系の注射剤です。
同剤については、2006年12月にテラバンス社がcSSSIの適応症で米国食品医薬品局(FDA)に申請しており、2009年9月に承認を取得しました。また、本剤の追加適応の院内肺炎については、現在、FDAにおいて審査中です。

  アステラス ファーマ USでは、注射用抗真菌剤「マイカミン」や「アンビソーム」の販売を通じて病院・感染症領域において既に事業基盤を構築していますが、このたびのVIBATIVの発売によって同領域を更に強化できるものと考えています。

  本件につきましては、テラバンス社ならびにアステラス ファーマ USが11月5日(現地時間)に対外発表しています。

*cSSSI:complicated skin and skin structure infectionsの略。

 

以 上

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