ゼリア新薬工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:伊部 幸顕、以下「ゼリア新薬」)とアステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド®錠100mg」(以下「アコファイド®錠」、一般名:アコチアミド塩酸塩水和物)について、2013年6月6日に新発売いたしますのでお知らせいたします。
機能性消化器疾患の国際的診断基準であるローマⅢ基準で診断された機能性ディスペプシア患者を対象に有効性を証明した世界初の機能性ディスペプシア治療剤として、アコファイド®錠は世界に先駆けて日本で発売されることになります。
アコチアミド塩酸塩水和物は、ゼリア新薬によって創製された新規化合物であり、消化管運動に重要な役割を果たす神経伝達物質アセチルコリンの分解酵素である末梢のアセチルコリンエステラーゼを阻害することにより、胃運動の低下および胃からの食物排出遅延を改善させ、機能性ディスペプシアの自覚症状のうち食後膨満感、上腹部膨満感、早期満腹感を改善します。
アコファイド®錠は機能性ディスペプシアを適応症とする初めての治療薬となることから、機能性ディスペプシアの疾患啓発や早期の市場構築、製品価値の最大化を図るために、両社で共同販促活動を行います。
アコファイド®錠は機能性ディスペプシアに苦しむ患者さんの自覚症状改善及びQOL向上に貢献するものと期待しております。
なお、今回の新発売に伴うゼリア新薬およびアステラス製薬の当期(2014年3月期)業績予想の変更はありません。
以上