アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)とKite, a Gilead Company(Gilead社傘下、本社:米国カリフォルニア州、代表取締役社長CEO John Milligan、以下「Kite社」)は、アステラス製薬の連結子会社であるアジェンシス社(英名:Agensys, Inc.、米国カリフォルニア州サンタモニカ)の保有施設および借地権等をKite社に譲渡することで合意し、資産の譲渡が完了しましたので、お知らせします。本譲渡に関わる詳細な経済条件および契約条件は開示していません。
アステラス製薬は、2017年7月にアジェンシス社の研究活動を終了することを決定しました(2017年7月27日プレスリリース参照)。研究活動終了のための作業は2018年の第1四半期に完了し、このたびの研究施設等の譲渡は、アジェンシス社の研究活動終了に伴い実施したものです。アステラス製薬は、アジェンシス社が注力してきた抗体 - 薬物複合体(ADC)研究への投資を縮小し、新技術や新治療手段への投資を拡大することで、がん領域戦略を更に発展させていきます。なお、Seattle Genetics社との提携を含む、アジェンシス社が進めてきたADCプログラムに関する主要な臨床試験および提携は継続します。
本件に伴い、当期(2019年3月期)において有形固定資産売却益を計上する見込みです。
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