アステラスは「アステラス企業行動憲章 」および「アステラスグループ行動規準 」に全社員の人権・人格・個性を尊重すること、国際ルールや現地の法令を遵守するとともに、多様な文化・習慣を尊重することを明記し、全世界のグループ会社で人権の尊重の重要性を共有しています。また、2017年4月には「人権についての基本的な考え方 」を公開しました。事業活動を行うすべての場所において各国の労働と雇用に関する法律を遵守し、人権・労働に関する国際的な基本原則(「国際人権規約」「ビジネスと 人権 に関する 指導 原則」「労働における基本的原則と権利に関する国際労働機関(ILO)の宣言」など)を尊重することを明確に宣言しています。また、人権影響評価を実施し、特に注意を払う人権課題として「臨床試験および研究開発活動における人権」「製品の安全性と偽造医薬品」「保健医療へのアクセス」「職場における人権」「コミュニティならびに環境における人権」の5つを特定しています。さらに、アステラスは英国現代奴隷法に基づき、奴隷労働と人身取引に関する声明を開示し、これらのリスクに対応する自社の事業活動とサプライチェーンの中での取り組みを報告しています。

アステラスでは、社員への人権に関連する研修を実施しているほか、社内外にヘルプライン窓口を設置するなど、課題に迅速に対応できる仕組みを整備しています。また、2019年6月~7月にかけてアステラスの企業風土・文化や社員の行動等(人権や公平な労働事項を含むスピークアップ風土・文化含む)を理解する目的で従業員コンプライアンスアンケートを実施し、オペレーショナルエクセレンスを向上すべき領域や潜在的コンプライアンスリスクを確認しました。2021年3月期は、人権に関わる重大な課題や各国共通の課題は報告されませんでした。