結核、マラリアに対する研究活動

発展途上国の人々を苦しめるマラリアに対する新規治療薬の共同研究

主な目標
イノベーションの創出

2021年には全世界で、2億4,700万人以上がマラリアに罹患し、61.9万人の命が失われました。マラリアは深刻な社会課題を引き起こしており、画期的な新薬が待ち望まれています。

アステラスは、外部パートナーとの共同研究を通じて、発展途上国の人々を苦しめる三大感染症のうちマラリアに対する新規治療薬の探索に取り組んでいます。

なお、以下の研究プログラムは、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund : Global Health Innovative Technology Fund)から資金提供を受けて実施しています。プログラムの結果についてはGHIT Fundのウェブページに掲載されています。

GHIT Fund

マラリア治療薬の探索

アステラスはMedicines for Malaria Venture(MMV)と2017年10月からマラリア治療薬の探索に関する共同研究(スクリーニングによるヒット化合物探索プロジェクト)を行いました。初期プロファイリングにより、スクリーニングコラボレーションで見出したヒット化合物群は、既存のマラリア治療薬と異なる化学構造、作用機序を示す可能性が高く、薬剤耐性マラリアに対する治療への貢献が期待されます。2022年2月より、スクリーニングコラボレーションから得られたヒット化合物群を活用し、薬物動態、薬理活性、安全性を改善したリード化合物を創出することを目指す共同研究契約をMMV、TCG LIFESCIENCE (TCGLS)と締結し引き続き研究に取り組んでいます。