発展途上国の人々を苦しめる結核、マラリアに対する新規治療薬の共同研究

主な目標
イノベーションの創出

2019年には全世界で1,000万人が結核に、2億人以上がマラリアに罹患し、結核では140万人(HIV感染者20.8万人を含む)、マラリアでは40.9万人の命が失われました。いずれの疾患も深刻な社会課題を引き起こしており、画期的な新薬が待ち望まれています。

アステラスは、外部パートナーとの共同研究を通じて、発展途上国の人々を苦しめる三大感染症のうち結核とマラリアに対する新規治療薬の探索に取り組んでいます。

なお、以下の研究プログラムは、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund : Global Health Innovative Technology Fund)から資金提供を受けて実施しています。両プログラムの結果についてはGHIT Fund のウェブページに掲載されています。

結核治療薬の探索

アステラスは、TBアライアンスと2017年10月から約2年間結核菌治療薬の探索に関する共同研究(スクリーニングによるヒット化合物探索プロジェクト、以下、「スクリーニングPJ」)を行いました。スクリーニングPJで見出したヒット化合物群は、既存の結核治療薬と異なる化学構造を有しており、異なる作用機序を示す可能性が高く、薬剤耐性を持つ結核菌に対する治療への貢献が期待できます。2021年3月には、スクリーニングPJから得られたヒット化合物群を活用し、薬理活性、薬物動態、安全性を改善したリード化合物を創出することを目指す共同研究契約をTBアライアンスと締結し引き続き研究に取り組んでいます。

マラリア治療薬の探索

アステラスはMedicines for Malaria Venture(MMV)と2017年10月、マラリア治療薬の探索に関する共同研究契約を締結しました。この契約に基づき、アステラスは独自に保有する数万に及ぶ化合物ライブラリーを提供し、MMVが新規のマラリア治療薬の候補化合物の創製に向けたスクリーニングを行いました。