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4つの分野を特定しSDGsの達成に貢献する

保健医療へのアクセス(Access to Health)についての基本的な考え方

アステラスは、科学の進歩を患者さんの価値に変えるための革新的な医療ソリューションの創出に取り組んでいます。適切な治療方法が存在しないことや貧困、保健システムの不備、保健医療に関する情報不足が理由で必要な医療を受けることが困難となっている状態を「保健医療へのアクセス(Access to Health)」課題と捉えています。これに対し、自社がもつ強みや技術を活かせる分野として①イノベーションの創出、②入手可能性の向上、③保健システムの強化、④健康に対する知識・理解の向上の4つを特定しています。Focus Areaアプローチに基づく新薬の研究開発や外部パートナーシップを最大限に活用し、その課題解決に取り組んでいます。イノベーションの創出をはじめとする保健医療へのアクセス改善への取り組みを行うことは、社会の持続可能性向上に貢献すると同時に、外部パートナーや各国政府との活動を通じて培った信頼関係がアステラスの持続可能性の向上にもつながると信じています。

持続可能な開発目標(SDGs) 目標3「すべての人に健康と福祉を」に取り組む

SDGs

アステラスは、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という存在意義と親和性が最も高い目標3を中心に、SDGsの達成に貢献する取り組みを行っています。健康は、保健医療上の課題であるだけでなく、これを損なうことは教育を受ける機会や就業の制限につながり、貧困の原因となる場合もあります。こうした点から、目標3の達成への貢献は他のSDGs目標の達成にも貢献すると考えます。

4つの分野で保健医療へのアクセスを改善

アステラスは、経営計画2021の戦略目標の1つとして「サステナビリティ向上の取り組み強化」を掲げており、この取り組みを通じて、SDGsの目標3の達成に貢献します。

適切な治療方法が存在しないことや貧困、保健システムの不備、保健医療に関する情報不足が理由で必要な医療を受けることが困難となっている状態を「保健医療へのアクセス(Access to Health)」上の課題ととらえ、①イノベーションの創出、②入手可能性の向上、③保健システムの強化、④健康に対する知識・理解の向上という4つの分野を特定し、自社が持つ強みや技術を活かして課題解決に取り組んでいます。また、その実施にあたっては、SDGsの目標17にあるようにパートナーシップを最大限に活用しています。

①「イノベーションの創出」については、Focus Areaアプローチに基づく研究開発を通じ、革新的なバイオロジーやモダリティ/テクノロジーの組み合わせによりアンメットメディカルニーズの高い疾患に対する治療法の開発を目指しています。また、パートナーとともに、結核、マラリア、顧みられない熱帯病(リーシュマニア症、シャーガス病)のリード化合物創出を目指す共同研究や、住血吸虫症の治療薬プラジカンテルの小児用製剤の開発を進めています。さらに、COVID-19の感染拡大を受け、政府の要請に応じた医薬品の提供など、関係機関と連携しながらCOVID-19治療薬開発にも協力しています。

②「入手可能性の向上」については、薬剤費負担が困難な患者さんに対する支援プログラムを提供しているほか、大きな経済課題がある国においては特許を出願しないこと、特許権の非行使などの対応で患者さんを支援しています。また、アステラスでは当社製品に対する患者さんのアクセス改善に取り組む部門横断的プロジェクトを開始しています。

③「保健システムの強化」と④「健康に対する知識・理解の向上」に関しては、SDGsのターゲットの1つである「2030年までに非感染性疾患による早期死亡件数を3分の1減少させる」ことに貢献すべく、グローバルなイニシアティブであるAccess Acceleratedに参画しています。また、アステラスは、産科フィスチュラを対象としたACTION ON FISTULAを支援し、ケニアのフィスチュラ患者さんを取り巻く環境の改善に貢献してきました。さらに、救急車や車いす送迎車の寄贈、患者会支援といった活動も進めています。

さらにアステラスは、アステラス・グローバルヘルス財団(AGHF: Astellas Global Health Foundation)を通じて、既存ビジネスでは貢献できていない地域においても、保健医療アクセスに関わる課題の解決に取り組んでいます。