サステナビリティ
2020.12.23

社員有志+会社によるアステラス「フライングスター基金」 累計200台以上の車いす送迎自動車を寄贈

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「これから車いす送迎自動車を大いに利用して、私どもの活動の場を広げていきたいと思っております」

アステラスの社員による社会貢献活動基金「フライングスター基金」から車いす送迎自動車を贈呈された一般社団法人 ハピネス東海(茨城県)の廣原芳江代表理事はこのように語り、基金を支えているアステラス社員にお礼の言葉を述べました。

 

 

 

 

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2020年12月までに累計で215台を寄贈

フライングスター基金は1996年に社員有志で設立され、翌年から活動を開始。主な活動として、全国の福祉施設などに車いす送迎自動車を寄贈し、身体障がいを持つ方々が日常の行動範囲を広げ、より多くの社会参画の機会が得られるよう支援するとともに、ご家族等サポートする方々の負担軽減に貢献しています。この他難病の子どもを支援する団体への寄付もしています。

2019年度に車いす送迎自動車を寄贈したのはハピネス東海に加え、社会福祉法人 金亀会 障害者支援施設スマイル(愛媛県)、一般社団法人 みらい福祉会(福岡県)、社会福祉法人 ひかりワークス風鈴(愛知県)、一般社団法人 あまね(佐賀県)の5団体。2020年度も生活介護事業所 みのり(北海道)、障害者支援施設 きぼうの家(山梨県)、障害者支援施設 ともがき(大阪府)、ヘルパーステーション蔵まち(鳥取県)に計4台を寄贈し、これまでの累計は215台(2020年12月現在)になりました。


 

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車いす送迎自動車によって身体障がいを持つ方々の行動範囲を広げられる

「(この車いす送迎自動車があるおかげで、子どもたちが)いっぱい外に出ていくことで、いろいろな人にそういう子どもたちが地域にいることを知ってもらって、普通にこういう子たちがいるのだと知ってもらう機会になるかなと思います」と、寄贈を受けた一般社団法人あまねの利用者の保護者、徳永尚子氏は語っています。

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アステラスのフライングスター基金運営委員会の副委員長を務める金子統は、次のように語ります。
「フライングスター基金には、アステラス入社時の新入社員研修で説明を受け、加入しました。今では、基金副委員長として運営活動に携わっています。みらい福祉会で行われた車いす送迎自動車の寄贈式に出席する機会があり、初めて車いす送迎自動車を利用する身体障がいを持つ方々とそのご家族に会うことができ、皆さまから感謝の言葉をいただきました。中には、喜びのあまり涙を流している方もいらっしゃいました。寄贈式への出席を通じて、アステラスの社員有志の毎月100円のささやかな積み立てによるフライングスター基金の大きな意義を改めて感じました」

金子はフライングスター基金の意義について、更にこう語ります。「『車いす送迎自動車が無いと、身体障がいを持つ方々の支援の仕事がなかなか立ち行かないんです』という話を介護されている方から伺い、その車輌の有無はオーバーな話ではなく、身体障がいを持つ方々の支援者にとっては死活問題ともいえることを実感しました。涙を流しながら、『もらえて嬉しい』『みんなにもっと良いサービスを提供できて、もっと運営に貢献できることがすごく嬉しいです。本当にありがとうございます』という言葉を聞いた時、自分たちにできることはもっとあると、想いを新たにするきっかけとなりました。また、車いす送迎自動車の寄贈式には社員全員に代わって参加したという意識が強く、これからも車いす送迎自動車の利用者の声を少しでも多くの社員に届けて、フライングスター基金の意義を伝えていきます」


 

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社員は毎月100円、会社も同額を拠出するマッチングギフト方式で支援

フライングスター基金に参加している社員は2020年3月現在で4,411人。日本のアステラスおよびグループ会社社員の71.1%にあたります。基金は、参加社員が寄付をし、会社が同額を上乗せして寄付金を拠出するマッチングギフト制度を採用しています。社員が寄付する金額は役職に関係なく一律毎月100円。大きな金額を募るのではなく、少しの金額でも、これを積み重ねることで大きく支援の輪を広げていくという想いが込められています。

基金副委員長の金子は、「この基金設立を発案してくれた先輩がいて、その基金を今まで継続してきてくれて、また会社も社員のアイデアに賛同してきてくれていることも含め、諸先輩方が作り上げてきた歴史の重さを感じている」と話しています。

寄贈先決定に当たって協力を仰いでいる一般社団法人 全国肢体不自由児者父母の会連合会の宮澤英子事務局次長は、会社が行う社会貢献活動は多くあるが、一人ひとりの社員が有志で社会貢献活動を行い、それを会社が支援するということは、「ほとんど聞いたことがなく、本当にありがたい話だなとつくづく身にしみて思っております」と、基金の意義を語っています。

社員有志が「ささやかでも、続けられることから始めよう」とスタートさせた活動。このような活動の積み重ねが地域社会における福祉向上の一助となっていると実感できることもあり、参加している社員のやりがいにもつながっています。


 


 

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