持続可能な開発目標(SDGs)

持続可能な開発目標(SDGs)はミレニアム開発目標(MDGs)の後継目標であり、国際社会が協調して定めた世界共通の目標として2015年の国連総会で採択されました。SDGsでは2030年までに達成すべき、17の目標と169のターゲットを掲げています。
アステラスでは「SDGsの企業行動指針(SDG Compass)」を参考に、バリューチェーン全体を通じたSDGsに関する正および負の影響を評価し、SDGsに関して優先的に取り組むべき課題を特定しています。アステラスは、事業活動や企業の社会的責任を果たすための取り組みを通じて、SDGsへの貢献を目指しています。

特定した取り組むべきSDGsの優先課題

4つの分野で保健医療へのアクセス改善に注力

SDGsの「目標3」について、アステラスは保健医療へのアクセス向上の観点から取り組んでいます。アステラスは、適切な治療方法が存在しないことや、貧困、保健システムの不備、保健医療に関する情報不足が理由で、必要な医療を受けることが困難な状態を「保健医療へのアクセス(Access to Health)」課題ととらえ、①イノベーションの創出、②入手可能性の向上、③保健システムの強化、④健康に対する知識・理解の向上という4つの分野を特定し、自社がもつ強みや技術を活かして課題解決に取り組んでいます。

また、その実施にあたっては、「目標17」にあるようにパートナーシップを最大限に活用しています。

イノベーションの創出については、治療満足度の低い疾患領域において革新的な医薬品と医療ソリューションを創出し、それを世界中の患者さんのもとに届けていくことに取り組んでいます。また、パートナーとともに、結核、マラリア、顧みられない熱帯病(リーシュマニア症、シャーガス病)の治療薬創出を目指す共同研究をはじめ、コレラや毒素原性大腸菌などを対象とする経口コメ型ワクチン「MucoRice(ムコライス)」の共同研究、住血吸虫症の治療薬プラジカンテルの小児用製剤開発を進めています。

入手可能性の向上については、薬剤費負担が困難な患者さんに対する支援プログラムを提供しているほか、大きな経済課題がある国においては特許を出願しないこと、特許権の非行使などの対応で患者さんを支援しています。

保健システムの強化、健康に対する知識・理解の向上に関しては、SDGsのターゲットの一つである「2030年までに非感染性疾患による早期死亡件数を3分の1減少させる」ことに貢献すべく、グローバルなイニシアティブであるAccess Acceleratedに参画しています。また、産科フィスチュラを対象としたACTION ON FISTULAを支援しています。