SDGsの全体像

持続可能な開発目標(SDGs)は、2015年に国連総会で採択された2030年までに達成すべき世界共通の目標です。アステラスは「SDGsの企業行動指針(SDG Compass)」を参考に、バリューチェーン全体におけるSDGsへの影響を評価し、優先的に取り組むべき課題を特定しています。アステラスは、健康と福祉に関連する目標3「すべての人に健康と福祉を」を中心に、さまざまな事業活動を通じてSDGsの達成に貢献していきます。

 

目標3「すべての人に健康と福祉を」に注力

アステラスは、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という経営理念と親和性が最も高い目標3を中心に、SDGsに対する取り組みを行っています。健康は、保健医療上の課題であるだけでなく、これを損なうことは教育を受ける機会や就業の制限につながり、貧困の原因となる場合もあります。こうした点から、目標3の達成への貢献は他のSDGs目標の達成にも貢献するものです。

 

4つの分野で保健医療へのアクセスを改善

アステラスは、保健医療へのアクセス向上への取り組みを通じて、SDGsの目標3の達成に貢献しています。適切な治療方法が存在しないことや貧困、保健システムの不備、保健医療に関する情報不足が理由で必要な医療を受けることが困難となっている状態を「保健医療へのアクセス(Access to Health)」上の課題ととらえ、①イノベーションの創出、②入手可能性の向上、③保健システムの強化、④健康に対する知識・理解の向上という4つの分野を特定し、自社がもつ強みや技術を活かして課題解決に取り組んでいます。また、その実施にあたっては、SDGsの目標17にあるようにパートナーシップを最大限に活用しています。

「イノベーションの創出」については、治療満足度の低い疾患領域で革新的な医薬品と医療ソリューションを創出し、世界中の患者さんのもとに届けています。また、パートナーと共に、結核、マラリア、顧みられない熱帯病(リーシュマニア症、シャーガス病)のリード化合物創出を目指す共同研究や、住血吸虫症の治療薬プラジカンテルの小児用製剤の開発を進めています。加えて、「シャーガス病に対する治療薬開発のための標的分子発見をめざした探索的研究」にアドバイザーとして助言しています。

「入手可能性の向上」については、薬剤費負担が困難な患者さんに対する支援プログラムを提供しているほか、大きな経済課題がある国においては特許を出願しないこと、特許権の非行使などの対応で患者さんを支援しています。

「保健システムの強化」と「健康に対する知識・理解の向上」に関しては、SDGsのターゲットの一つである「2030年までに非感染性疾患による早期死亡件数を3分の1減少させる」ことに貢献すべく、グローバルなイニシアティブであるAccess Acceleratedに参画しています。また、産科フィスチュラを対象としたACTION ON FISTULAを支援し、ケニアのフィスチュラ患者さんを取り巻く環境の改善に貢献しています。さらに、救急車や車いす送迎車の寄贈、患者会支援といった活動も進めています。

また、2019年3月期には、既存の3財団を統合してアステラスグローバルヘルス財団(Astellas Global Health Foundation:AGHF)が発足しました。AGHFは、アステラスが既存ビジネスでは貢献できていない地域で、保健医療アクセスに関わる課題の解決に取り組んでいます。

その他のSDGsに対する取り組み

関連するSDGs アステラスの取り組み事例
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  • 革新的な新薬と医療ソリューションの創出に向けた研究開発
  • 官民パートナーシップによるグローバルヘルスのための研究開発の促進(GHIT Fund)
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  • 革新的医療ソリューションの創出に向けたバイオベンチャー・アカデミアとの提携
  • Access Acceleratedへの参画
  • GHIT Fundへの参画
  • 国連グローバル・コンパクトへの署名