持続可能な資源の利用は事業活動を継続する上での必須要件であり、循環型社会の構築に向けて積極的に参画していく必要があると認識しています。循環型社会に貢献する取り組みとして、水資源の有効な利用、廃棄物の循環利用(再使用、再生利用、熱回収)に環境行動計画を定め活動を推進しています。

水資源の有効な利用

環境行動計画(省資源対策)

■ 水資源生産性を2020年度末までに、2005年度実績の2.5倍程度に向上する
  対象:国内外の研究、生産サイト
  指標:売上収益(十億円)/水資源投入量(千m3


水資源の有効利用

水資源の有効利用は、生物多様性に与える影響を測る指標の一つです。アステラスは、水資源と経済活動との関連を「水資源生産性」という指標で評価し、その改善に取り組んでいます。2018年度の水資源生産性は、基準年度(2005年度)の3.0倍の向上となりました。

水資源投入量と売上収益の推移 保証対象マーク

  2005年度 2017年度 2018年度
水資源投入量(千m³) 17,055 8,821 8,501
日本 表層水 14,012 7,738 7,503
地下水 2,479 853 810
米州 表層水 289 61 18
地下水 - - -
EMEA 表層水 235 150 149
地下水 16 - -
アジア/オセアニア 表層水 24 20 21
地下水 - - -
その内、研究生産サイト 16,990 8,813 8,490
売上収益 (十億円) 879 1,300 1,306
水資源生産性 (十億円/千m³) 0.05 0.15 0.15
基準年比 (倍) - 2.9 3.0

※第三者保証の対象は、水資源投入量と水資源生産性です。

水のリサイクル

アステラスでは、操業で使用した水は排水基準に応じて処理をし、水環境へ戻しています。リサイクル量は、取水量のほぼ全量に相当します。

リスクの評価

アステラスでは、World Business Council for Sustainable Development (WBCSD)が提供するGlobal Water Tool ™ を用いて、工場などを置く操業地域固有の水リスクを分析しています。
現在、グローバルでの活動において枯渇が懸念される地域での水利用はありません。しかし将来、気候変動などの環境変化で水リスクが顕在化する可能性もあることから、できるだけ水への依存の程度を小さくしておくことが事業継続にも有利であると考えています。

 

廃棄物管理

環境行動計画(廃棄物管理)

廃棄物発生量原単位を2020年度末までに、2005年度実績の20%程度に改善する
  対象:国内外の研究、生産サイト
  指標:廃棄物発生量(トン)/売上収益(十億円)

 

廃棄物管理

アステラスでは、廃棄物の積極的なリサイクルやリユースによって、最終処分量を限りなくゼロに近づける取り組みを推進しています。また、廃棄物発生量と経済活動との関連を「廃棄物発生量原単位」という指標で評価し、その改善に向けた取り組みを行っています。
2018年度の廃棄物発生原単位は、基準年度(2005年度)の22%に改善しています。

 

廃棄物発生量と売上収益の推移 保証対象マーク

  2005年度 2017年度 2018年度
廃棄物発生量(トン) 44,771 13,964 14,820
日本 38,476 11,565 12,411
米州 551 1 59
EMEA 5,621 2,339 2,237
アジア/オセアニア 123 59 114
売上収益 (十億円) 879 1,300 1,306
廃棄物発生量原単位 (トン/十億円) 51 11 11
基準年比(%) - 21 22

※第三者保証の対象は、廃棄物発生量と廃棄物発生量原単位です。

バリューチェーンでの廃棄物管理

研究所や工場で発生する有害廃棄物による環境汚染や、廃棄物の不法投棄を防止することも廃棄物管理では重要です。これらを防止するために適切な処分方法を検討するとともに、委託先での処理が適切に行われていることを定期的な現地調査により確認しています。

 

ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物の保管状況

アステラスで保管しているPCB含有機器などの無害化処理を計画的に行っています。各事業所で保管されているものは、すべて搬入荷姿登録を完了しています。2017年度は複数事業所で処分を進め、2019年3月末時点での保管状況は以下の通りです。

ポリ塩化ビフェニール(PCB)の保管状況 

荷姿 重量(㎏)
ドラム缶 9,995
ペール缶 37
ガラス容器 0.3