アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、がん免疫関連バイオテクノロジー企業Potenza Therapeutics, Inc.(所在地:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「ポテンザ社」)と、免疫チェックポイント分子、共刺激因子、及び制御性T細胞などを標的とする新規の作用機序を持つプログラム群から構成されるポートフォリオの構築を目指し、独占的共同研究開発契約を締結しましたので、お知らせします。本契約には、本提携期間の終了時に、事前に合意した条件にて、アステラス製薬がポテンザ社を買収するための独占的オプションが含まれています。

 本契約に基づき、ポテンザ社は、がん免疫関連プログラムに関する創薬活動を実施します。アステラス製薬は、当該開発候補品の開発・商業化を担います。本提携に関わる詳細な経済条件は開示しておりませんが、アステラス製薬による株式投資、オプション費、研究費、買収時一時金、及びマイルストーンの支払いが含まれます。

 アステラス製薬の上席執行役員・経営戦略担当である安川健司は、次のように述べています。「PD-1、PD-L1、CTLA-4などの免疫チェックポイントを標的とするがん免疫療法が注目される一方で、これらの抗体が奏効しないがん種、患者層の存在が指摘され、今後解決されるべき重要な課題として認識され始めています。アステラス製薬はこうしたがん種をターゲットとし、既知の抗体とは異なる作用機序やモダリティを持つ新しい治療法の研究開発に挑戦していきます。この度、がん免疫分野において輝かしい実績を持つ科学者、経営陣、ベンチャーキャピタルが創設・指揮するポテンザ社と提携できることを大変嬉しく思います。本提携は、アステラス製薬のがん領域戦略上の重要な一手であり、アステラス製薬は引き続き、がん免疫の分野に積極的に投資していきます。」

 ポテンザ社の共同創業者であり同社CEOであるDaniel Hicklin, PhDは次のように述べています。「がん治療は新時代に来ており、第一世代と呼ばれるがん免疫療法が、一部のがん患者さんの予後に素晴らしい恩恵をもたらし得ることが示されています。ポテンザ社は、新規標的に焦点をあてた次世代のがん免疫療法の研究開発に取り組んでおり、今回の提携により、がん領域のグローバルリーダーを目指すアステラス製薬と共に創薬研究を発展させ、新たながん治療の選択肢を提供できることを期待しております。」

 なお、ポテンザ社は、2014年12月に、MPMキャピタル(英名:MPM Capital)が主導し、インターウエストパートナーズ(英名:InterWest Partners)とアステラスベンチャーマネジメント(英名:Astellas Venture Management LLC)が参加した、38百万米ドルの株式投資による資金調達を完了しています。

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ポテンザ社(Potenza Therapeutics, Inc.)について

会社HP:www.potenzatx.com

設立:2014年

本社及び研究所所在地:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ

ポテンザ社は、免疫系を活性化する種々新規治療薬を研究・開発し、がんの治療を目指す前臨床段階のがん免疫関連バイオテクノロジー企業です。

*ポテンザ社の創設者及び科学諮問委員会は、がん免疫の分野において世界的な権威である以下の科学者らによって構成されています。

Drew Pardoll, MD, PhD, Abeloff Professor of Oncology, Director, Cancer Immunology, The Sidney Kimmel Comprehensive Cancer Center at Johns Hopkins

Jedd Wolchok, MD, PhD, Chief, Melanoma and Immunotherapeutics Service, Memorial Sloan-Kettering;

Ana Anderson, PhD, Assistant Professor, Center for Neurologic Disease, Brigham and Women's Hospital, Harvard Medical School;

Charles Drake, MD, PhD, Professor of Oncology, Co-Director Prostate Cancer Multi-Disciplinary Clinic; The Sidney Kimmel Comprehensive Cancer Center at Johns Hopkins

Vijay Kuchroo, PhD, DVM, Professor, Dept. of Neurology, Director, Evergrande Center for Immunologic Diseases, Harvard Medical School

Dario Vignali, PhD, Vice Chair & Professor of Immunology; Co-Leader of the Cancer Immunology Program, University of Pittsburgh.