アステラス製薬株式会社(本社:東京、以下「アステラス製薬」)は、当社子会社のアステラス ファーマ ヨーロッパ Ltd.(本社:英国、以下「アステラス ファーマ ヨーロッパ」)がGrünenthal社*2(本社:ドイツ)との間で、欧州、中東及びアフリカにおけるQutenzaTMの商業化に関する独占的な権利をGrünenthal社へ譲渡することに関し、契約を締結しましたのでお知らせします。

QutenzaTM*1は、高濃度カプサイシンを主成分とする局所パッチ剤です。成人における末梢神経障害性疼痛を適応症として、欧州医薬品庁(EMA)より承認を取得しています。

Grünenthal社は、疼痛領域に重点を置く製薬企業です。今回の契約締結により、全28か国の欧州連合加盟国、スイス、アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、東欧、中東及びアフリカ諸国において、QutenzaTMの商業化のすべての権利をGrünenthal社に譲渡するプロセスが開始され、2018年には譲渡を完了する予定です。両社は、譲渡完了まで事業と製品の円滑な移管に向けて緊密に協力していきます。

アステラス ファーマ ヨーロッパの社長である松井幸郎は、次のように述べています。「このたびの契約締結は、経営資源配分の最適化を通じたオペレーションの一層の高質化・効率化を推進し、世界中のより多くの患者さんに希望を届ける取り組みの一環です。Grünenthal社は疼痛治療において長年の実績を有しており、QutenzaTMをより多くの患者さんに提供するために最適な企業であると考えています。Grünenthal社により、QutenzaTMが患者さんへより円滑に提供されるよう緊密に協力していきます。」

また、Grünenthal社のCEOであるGabriel Baertschiは、次のように述べています。「私たちは今まで様々な提携活動で成功を収めてきました。今回の契約締結は、疼痛治療領域の既存の事業を補完するものであり、私たちの戦略に完全に合致します。」さらに、Grünenthal社の執行役員兼欧州、北米及びGlobal Operations担当のCCOであるDott. Alberto Gruaは次のように述べています。「この製品により、私たちは神経因性疼痛領域での製品ポートフォリオを拡大する機会を得ることができます。Grünenthal社は他の疼痛治療剤も提供しており、この領域での高度な専門知識を蓄積させてきたことから、QutenzaTMの販売で成功できることを期待しています。」

なお、QutenzaTMの譲渡によるアステラス製薬の業績への影響については、2016年10月に修正公表した当期(2017年3月期)の業績予想に織り込み済みです。

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